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YUSEF LATEEF / JAZZ AND THE SOUND OF NATURE (SAVOY 1957)
辰緒さんのUNIVERSAL夜ジャズ・シリーズでもリイシューされた「BEFORE DAWN」に収録のタイトル曲を聴いて、んん、と思われた方もいらっしゃるかと思うのですが、そんな曲が「SOUNDS OF NATURE」と「GYPSY ARAB」。にやりとして頂ければと。激渋モーダル「SONG OF DELILAH」他、いい曲揃い。 |
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YUSEF LATEEF / JAZZ FOR THE THINKER (SAVOY 1957)
CURTIS FULLERとの2管フロント。やっぱり面白いのは「HAPPYOLOGY」。YUSEFとしては珍しく、いや、この頃のジャズとしても珍しいのでは、ハイライフなのかチャントなのか、ヴォーカル入りのイントロからアフロタッチに展開し、唐突にモダンにスウィング。「MIDDLEY」はスパニッシュなリズムで。 |
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YUSEF LATEEF / THE DREAMER (SAVOY 1958)
YUSEFのテナー、フルート、オーボエ、アルゴルに、もう1本ユーフォニウムというフロント。ちゃこぽことしたドラムとフルートとユーフォによる「ANGEL EYES」のカヴァーと、東洋的なマイナー・テーマが既にYUSEF節な「THE DREAMER」が好きです。でもB面のバップとバラードも凄く良いんです。 |
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YUSEF LATEEF / LATEEF AT CRANBROOK (ARGO 1958)
ライヴ盤。アフロ・ポリリズミックなリズム・パートが占める長尺オリジナル「MORNING」。アルゴルによるチンドン・ミーツ・チャルメラ楽曲「BRAZIL」、「WOODYN’ YOU」のカヴァーは本編とは関係の無いアフリカン・チャントから始まる「HAPPYOLOGY」に続くYUSEFの十八番展開。アフロ色濃厚。 |
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YUSEF LATEEF / CRY! TENDER (NEW JAZZ 1959)
あくまでYUSEF節ということであれば、アルバム冒頭のオーボエ楽曲「SEE BREEZE」とフルートでの「DOPOLOUS」。映画音楽のように美しいメロディーにオーボエが映える「SEE BREEZE」と、「SPARTACUS」路線ともいえるギリシャ的メロディーの「DOPOLOUS」です。 |
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CLARKE TERRY / COLOR CHANGES (CANDIDO 1960)
本作はフロント5管の作品。リード奏者のもう1人はSELDON POWELL。なのでフルート2本の掛け合い、とかテナーのチェイスといったものが聴けます。わざわざジャケで「FEUTURING…YUSEF LATEEF」と銘打ってます。アルバムの中でも異色の東洋趣味ジャズ「BROTHER TERRY」はYUSEF節。 |
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CURTIS FULLER / BOSS OF THE SOUL-STREAM TROMBONE (WARWICK 1960)
デトロイト仲間CURTIS FULLER。YUSEFとFREDDIE HUBBARDの3管。YUSEFが大々的にフィーチャーされているのは「FLUTIE」。それよりアルバムのオープニングの「CHANTIZED」が良い。翌年の「THE MAGNIFICENT TROMBONE」に続くようなマイナー・ハードバップ「DO I LOVE YOU」も良いです。 |
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YUSEF LATEEF / INTO SOMETHING (NEW JAZZ 1961)
YUSEFのワンホーンで、ELVIN JONESも参加した、彼のアルバムの中ではかなりオーソドックス・スタイルな演奏。そんな中でオーソドックスながら抜群なのが「I’LL REMEMBER APRIL」のカヴァー。彼のフルートと程よいラテン・タッチがかなり洒脱。彼のテナーが楽しめる1枚とでも言っておきましょうか。 |
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YUSEF LATEEF / THE THREE FACES OF (RIVERSIDE 1962)
多分、阿修羅とかそういった東洋の仏像がモチーフなんでしょうね。フルートとテナーとオーボエで3つの顔のYUSEF。ここで彼らしい楽曲といえばフルートを用いての「FROM WITHIN」、「LATEEF MINOR 7TH」、「ADORATION」の3曲。RON CARTERのアルコがいつに無くおどろおどろしく響きます。 |
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CANNONBALL ADDERLEY SEXTET / IN NEW YORK (RIVERSIDE 1962)
アルバム「PLANET EARTH」を受けてのライヴ盤。そこからはタイトル曲「PLANET EARTH」と「SYN-ANTHESIA」を。特に後者のオーボエはYUSEFならでは。そしてモーダル・クラシック、JIMMY HEATHの「GEMINI」も。ほんとにCANNONBALL ADDERLEYは凄いと僕は思っています。 |
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ART BLAKEY AND THE AFRO-DRUM ENSEMBLE / THE AFRICAN BEAT (BLUE NOTE 1962)
「HOLIDAY FOR SKINS」に続く、ART BLEAKEYによるアフロもの。怒涛のパーカッション群の中で1人だけフロントをとるのがYUSEFです。フルート、オーボエでを駆使した「OBIRIAN AFRICAN」、「LOVE THE MYSTERY OF」など。かなり好き。YUSEF参加のもう1枚のBNはGRANT GREENのアルバム。 |
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JULIAN CANNONBALL ADDERLEY / THIS HERE (RIVERSIDE 1963)
幾つかのライヴ演奏を集めたアルバム。親分に似合うファンキー・テイストな「PETER AND THE GOATS」というYUSEF提供曲を取り上げてます。そして何よりモーダル・クラシック「NEW DELHI」。親分から特別にご紹介のナレーションを受け、唸り声を上げるフルートへ。ぶるるるんっ。って言います。最高。 |
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YUSEF LATEEF / JAZZ ‘ROUND THE WORLD (IMPULSE 1963)
各国の伝統音楽をジャズ・アレンジでという企画。YUSEFらしい「RAISINS AND ALMONDS」等の楽曲の中、注目は「りんご追分」のカヴァー。こんなベース聴いたことないです。ミュートしっぱなしで音は変えずにかなりのオフタイム。これはもう打楽器。YUSEFの世界観をきちんとバックが支えてます。 |
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CANNONBALL ADDERLEY SEXTET / IN EUROPE! (RIVERSIDE 1963)
ベルギーのライヴ盤でお隣のオランダからリリースされた1枚。で、ライヴ盤「IN NEW YORK」の流れを引き継ぎつつ、ここで本当に僕が大好きなのがYUSEFの「P BOUK」の激アグレッシヴなヴァージョン。まさに怒涛のソロ回し。一聴してYUSEFと分かる東洋的なソロ。本当に最高。大好きなアルバム。 |
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YUSEF LATEEF / LIVE AT PEP’S (IMPLUSE 1964)
のっけの「SISTER MAMIE」からヘンな音を出すのは、シャナスというリードが2つあって?オーボエみたいな?楽器だそうで。ライヴ盤で音はクリアなのですがちょっと線が細い感じは否めないです。ピアノはMIKE NOCK。ジャズ・ロック的な「SLIPPIN’ & SLIDE」もナイス。フルートをブーブー笛のように。 |
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YUSEF LATEEF / LOST IN SOUD (UNION 197?)
YUSEFの日本盤7インチはなぜかたまに見かけます。基本的にはLPを小さくして可愛い感じなのですが、これはオリジナルLPとも違ったデザイン。ここではテナーだけですが、ジャケットはやっぱりオーボエ。ライナーで本名:ウィリアム・ラッセルとあります。ラッセルとは。やはり謎な人だったんでしょうね。 |