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KOUSUKE MINE QUINTET / MINE (TBM1 - 1970)
TBMの第一作目は峰厚介氏。PHILIPSの「FIRST/モーニングタイド」に続く録音で、ピアノが菊池雅章氏から市川秀男氏に替わり「モーニングタイド」も演ってます。ジョーヘンの「ISOTOPE」、市川氏による2曲。エレピの浮遊感とサックスとトロンボーンの音の感触が良いんです。静と動の同居というか。ね。 |
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IMADA MASARU QUARTET / NOW!! (TBM2 - 1970)
4曲全てオリジナル。バラード「NOSTARGIA」、フリーキーな「ALTER」、モーダルな「GEHI DORIAN」、ワルツ「THE SHADOW OF THE CASTLE」と全部いい。今田勝氏と同じくウェストラーナーズ出身の三森一郎氏のテナーが更にいい。個人的には「ALTER」の後半部とか「これぞジャズ。」とか言いたくなる。 |
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YUEMATSU TAKAO QUARTET/QUINTET / DEBUT (TBM3 - 1970)
サックス奏者植松孝夫氏のデビュー作。既にご紹介済みの本作ですが改めて。ベースの鈴木良雄氏にトロンボーンの今井尚氏は峰厚介氏の2枚にも参加しております。鈴木氏作の「T.I」は今井氏でしょうか。続くTBM4番では「CHIN SAN」という曲を今井氏が提供しており、お返しだったりするのかな。名盤。 |
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KOUSUKE MINE QUINTET / 2ND ALBUM (TBM4 - 1970)
「ミネ」に続く録音。ピアノの市川秀男氏に替わってギターの増尾好秋氏が入ったクインテット編成ですが、こっちの編成の方がぴったりな気がします。すっ飛ばすモードも取り入れた「STRIPES SLACKS」、「Y.M」も良いし、何よりスピリチュアル・ムードなブルース「BROTHER IN LOW」が最高です。 |
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ALBERT MANGELSDORFF QUARTET / DIGGIN’ LIVE AT DUG, TOKYO (TBM5 - 1971)
ドイツのトロンボーン奏者ALBERT MANGELSDORFFがドイツのジャズがフリー、ジャズ・ロックへと傾倒していた時代のメンバーを集めてのピアノレス・カルテットでの東京公演の録音です。TBMで唯一のニュー・ジャズ作といっても良いのでは。現在はドイツENJAからCDが出ております。 |
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MINE KOUSUKE QUARTET WITH KASAI KIMIKO / YELLOW CARCASS IN THE BLUE (TBM8 - 1971)
セカンド・プレス以降は峰氏と笠井さんの名前が入れ替わってます。ジャケも3種あり。内容も人気に違わず。「BLUES IN C MINOR」、「ALONE TOGETHER」のカヴァーも最高。峰氏の素晴らしいインスト曲も2曲収録。ここでもスキャットとかで一寸参加してくれてたら更にステキだなぁと思う次第です。 |
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NEW DIRECTION FOR THE ARTS / FREE FORM SUITE (TBM10 - 1972)
ギタリスト高柳昌行氏率いるNEW DIRECTION FOR THE ARTSにフューチャリング・アーティストに森剣治氏。「フリー・フォーム組曲」は3章に分かれB面いっぱいに。A面には、ブルース、スタンダード、モードというスタイルの3曲。特筆すべきはモード曲「SUN IN THE EAST」の素晴らしさ。最高。 |
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GEORGE OTSUKA 5 / GO ON (TBM13 - 1972)
ジョージ大塚氏が「SEE BREEZE」の翌年にレギュラー・クインテットを率いて(ピアノは市川氏から
大徳俊幸氏に交代)の録音。「CASTLEY」での大徳氏のエレピは市川氏のそれにだって負けていませんよ。ジョージ大塚氏らしいBPM速めのつんのめり系ジャズ「SPACE DRIVE」に「ISOTPE」カヴァーを収録。 |
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SUZUKI ISAO TRIO/QUARTET / BLOW UP (TBM15 - 1973)
ベーシストの鈴木勲氏。ジョージ大塚氏、ツイン・ベースとして水橋孝氏、ピアノはなんと菅野邦彦氏。エレピとチェロのアルコが作り出す「AQUA MARINE」がお馴染み「人間発電所」のイントロ・ネタ。更に和ジャズ最高のジャズ・ファンク「BLOW UP」を収録。スタンダード・カヴァーも良くて言うことなし。 |
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SHIGEKO TOYA / FINE AND MELLOW (TBM16 - 1973)
ヴォーカリスト戸谷重子さんのデビュー作。バックには今田勝氏、高柳昌行氏、五十嵐明要氏、水橋孝氏、小原哲次郎氏。戸谷さんもピアノもプレイしています。全編スタンダード曲のカヴァーで、ブルージーな演奏に、戸谷氏の高くこぶしの利いた歌声。高柳氏のブルース・プレイが光ります。 |
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HINO TERUMASA QUINTET / LIVE! (TBM17 - 1973)
ヨーロッパへ旅立つ直前に録音された、日野皓正氏がTBMに残した唯一の作品。日野氏のトランペットのワン・ホーンで、例えば「STELLA BY STARLIGHT」も前衛的なアプローチ。Bサイドいっぱいに収録された「BE AND KNOW」は、PHAROAH SANDERS〜GARY BARTZラインのスピリチュアル・ジャズ。 |
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TERUO NAKAMURA / UNICORN (TBM18 - 1973)
クラブ・ジャズ・クラシックとして知られる「UNICORN」。NY叩き上げの中村照夫氏に、メンバーはSTEVE GROSSMAN、GORGE CABLES等。ファンキーなジャズ・フュージョン「UMMA BE ME」はTBMにてやっぱり異色作。最高です。モーダルな「DERRICK’S DANCE」、「UNICORN LADY」等収録。 |
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HIROSHI FUKUMURA QUINTET / MORNING FLIGHT (TBM19 - 1973)
福村博氏と向井滋春氏の2トロンボーン・フロント。オリジナル「MORNING FLIGHT」もイイ。注目はJOHN SURMAN作曲のCLARKE BOLAND BANDも取り上げた「WINTER SONG」。外国人さんも日本に「WINTER SONG」カヴァーがあるとは思うまい。全編バピッシュな好盤。セカンド・プレス・ジャケ。 |
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MIYAMOTO NAOSUKE SEXTET / STEP! (TBM20 - 1973)
関西ジャズの最重要人物でながら自身名義作は少ない、ベーシスト宮本直介氏のファースト。カヴァーは2曲ともHAROLD LAND。ナイス。更にはオリジナルが絶品。例えるならMUSIC INC.のファーストか、CLIFFORD JORDANの「IN THE WORLD」。これほどSTRATA-EAST的な和ジャズは無い。かも。 |
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THE MASARU IMADA TRIO/SHIGEKO TOYA WITH THE MASARU IMADA TRIO GUSET:KENJI MORI / YOKOHAMA CONCERT (TBM22 - 1973)
神奈川県民ホールでのライヴ盤。多分、ここに始めていったのは姉のピアノの発表会だった気がします。A面は今田勝トリオ、B面は今田勝トリオに戸谷重子さん、森剣治氏をゲストに迎えてのライヴ録音。程よくスウィンギーに。クラブ的視点は置いといて、こういったレコードは酒が旨いので良いと思います。 |
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TSUYOSHI YAMAMOTO TRIO / MIDNIGHT SUGAR (TBM23 - 1974)
TBMを代表するアーティストといっても過言ではないピアニストの山本剛氏。彼のデビュー作となるのが本作で、ベース、ドラムとも福井五十雄氏、小原哲次郎氏という今田勝トリオのメンバー。スタンダードに混ざっての自作のブルース。リラックした好演。タイトル曲なんか酒のBGMにも最適。いい意味でね。 |
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WADA SUNAO 4/5 / BLUES WORLD (TBM25 - 1974)
ギタリスト和田直氏のTBMでの2枚目。A面は酒井潮氏のオルガンをフィーチャーしての4重奏でブルースを3曲、B面は更に植松孝夫氏のテナーを迎えてのブルース・ジャズ・セッション「BLUES WORLD」を1曲。「FALLING IN LOVE WITH LOVE」の優しいメロディーがステキです。 |
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SUGANO KUNIHIKO TRIO + 1 / LOVE IS A MANY SPLENDORED THING (TBM26 - 1974)
TBM企画の「5 DAYS IN JAZZ」というシリーズ・ライヴの74年版。「AUDIO LAB」の監修で知られるピアニスト菅野邦彦氏がトリオにコンガを加えたセットで行った演奏。「慕情」や自作曲「ブルース・フォー・ウィントン・ケリー」のスウィンギーなこと。コンガも軽やかに利いてます。いいライヴだなぁ。 |
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MORI KENJI/ICHIKAWA HIDEO / SOLO & TRIO (TBM27 - 1974)
こちらも「5 DAYS IN JAZZ」74年版から。A面は森剣治氏のアルト無伴奏ソロ「ALTO FORM I」。注目は市川秀男氏のピアノ・トリオ2曲。福居良氏のカヴァーが注目を浴びた「EARLY SUMMER」のオリジナル、壮絶にかっこいいベースラインとピアノのアタック「DANCE OF CARAVAN」。本気でオススメ。 |
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MIZUHASHI TAKASHI QUARTET + 2 / WHEN A MAN LOVES A WOMAN (TBM28 - 1974)
さてさて、こちらも「5 DAYS IN JAZZ」74年版から。アルト大友義雄氏、辛島文雄氏のピアノによるカルテットに、B面では中村誠一氏、向井滋春氏を加えてのセクステット編成。フリーキーなMILES「SO WHAT」、セクステットでのTURRENTINE「SUGAR」のカヴァーもなんとも楽しげでいいジャズです。 |
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ISAO SUZUKI & SUNAO WADA WITH THE TSUYOSHI YAMAMOTO TRIO GEORGE OTSUKA QUINTET+2 / NOW’S THE TIME (TBM29 - 1974)
はい、「5 DAYS IN JAZZ」74年版から。オムニバス・コンサート・シリーズらしく「ジャム・セッションの夕べ」というライヴも行われており、こちらは山本剛トリオに鈴木勲氏、和田直氏を加えたセットと、森剣治氏、植松孝夫氏を加えたジョージ大塚クインテットの録音。「POLKA DOTS」のチェロが哀愁。 |
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MIZUHASHI TAKASHI QUARTET / WHO’S CARE (TBM31 - 1974)
ベーシスト水橋孝氏のレギュラー・クインテットによる録音。大友義雄氏のアルト・ワン・ホーン。アルコとエレピが優しい「DEEP IN MY THOUGHT」、ワルツ「IN A LITTLE SPRING WALTZ」等のオリジナルに、飛ばす「WHO’S CARE」等。鈴木勲氏の影響もあるのでしょう、アルコがとても印象的です。 |
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MARI NAKAMOTO / WITH THE SHOJI YOKOUCHI TRIO & YURI TASHIRO / LITTLE GIRL BLUE (TBM33 - 1974)
中本マリ氏のヴォーカルを支えるのは、横内章次氏、稲葉国光氏、ジミー竹内氏、田代ユリさんというTBMらしさとは一線はなれた豪華なメンバー。スタンダードのカヴァーで、ギター・トリオをバックに渋く歌い上げているアルバムなのですが、結構、このアルバム好きなのです。自分が初めて買ったTBM作品です。 |
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THE NEW GEORGE OTSUKA TRIO / YOU ARE MY SUNSHINE (TBM35 - 1974)
ジョージ大塚氏、市川秀男氏、宮本直介氏によるトリオ。お得意のエレピは封印してのアコースティックなアルバムで、ファンキーなゴスペル・ジャズ「HOT CHA」のベース、ドラムがなかなか打ってます。アルバム通してベースの響きが素晴らしく良い。フェイク気味な「OVER THE RAINBOW」もリリカル。 |
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ISAO SUZUKI QUARTET + 1 / ALL RIGIT! (TBM36 - 1974)
ベーシストの鈴木勲氏ですが、他の楽器も大の得意。と言う事で、本作では楽曲によって(多重録音ではなく)、エレピ、ハモンド・オルガン、ヴァイブ、ベース、チェロ、ドラム他鳴り物、そしてヴォーカルまでも披露。そんな中で本作の裏リーダーとして支えるのが渡辺香津美氏のギター。長尺の表題曲が○。 |
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TSUYOSHI YAMAMOTO TRIO / LIVE AT THE MISTY (TBM37 - 1974)
山本剛氏のミスティーでのライヴ盤で、トリオに森山浩二氏のコンガを加えた編成。このアルバムでは「DARK EYES」が出色の出来。特に長い導入部が最高。ドラム、ベース、コンガ、そしてかなりアタッキーなピアノのアフロ色濃厚なアレンジが素晴らしすぎ。本編もリムショット、カツカツの高速ジャズ。 |