今月の10曲
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【BLUE CAFE SHOWCASE N°2 いよいよリリース!】

この秋に控えるブルーカフェ十周年を記念してのプロジェクト第一弾は、オルガンバーの週末を彩ってきたBLUE CAFEの楽しさ、熱気をダイレクトに伝える新しいタイプのオムニバス・ノンストップMIXとして話題を呼んだ『BLUE CAFE SHOWCASE』の第二弾!フリーソウル、ファンク、ジャズ、ヒップホップなどボーダーレスなナンバーを絶妙のカットアップでMIXし、ノンストップFUNKY GROOVEを紡いでいく東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS)、ロンドン・ジャズ・クラシックスやブラジリアンを独自の解釈でブレンドしてスタイリッシュな空間を生み出す三谷昌平(NOVO TEMPO)、そして前作にも増してアッパーなブレイクビーツやマッシュアップを投入しピークタイム・キラーなMIXを聴かせる鈴木雅尭(APRIL SET)。不動のレジデントDJトリオの三者三様のスタイルがこの一枚で楽しめる驚きの濃度の全47曲80分です!!ぜひお楽しみに!!
◆くわしい曲目解説は次頁のブルーカフェコーナーをごらん下さい!→
BLUE CAFE SHOWCASE N°2 / mixed by Blue Cafe
5/30 sat. ON SALE! BLCFM 0002 定価\1,890 (税抜価格\1,800)
● MIXED BY RIKI AZUMA
01. OPENING
02. CADBURY'S DRINKING CHOCOLATE / COME INTO THE WARM
03. ODELL BROWN & THE ORGANIZERS / THINK ABOUT IT
04. CYMANDE / THE MESSAGE
05. JESSE ANDERSON / MIGHTY MIGHTY
06. LYN TAITT / STEPPING UP
07. MICKEY & THE SOUL GENERATION / IRON LEG
08. SENOR SOUL / IT'S YOUR THING
09. Q-TIP / LET'S RIDE
10. ROY BUDD / ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER
11. BETTY EVERETT / HANDS OFF
12. N.E.R.D / JUMP
13. THE LEGENDARY JIM RUIZ GROUP / BIGFOOT
14. UP WITH PEOPLE / THINKING ABOUT THE DAYS AHEAD
15. OSMAR MILITO E QUARTETO FORMA / AMERICA LATINA
16. MADVILLAIN / RAID
17. EMILIO SANTIAGO / BANANEIRA
18. TYCOON TOSH & TERMINATOR TROOPS / ACTION
19. ARTIE BUTLER / ALICE IN WONDERLAND (TAKEI FUMIRA. EDIT)
20. SMALL CIRCLE OF FRIENDS / PASS THE MIC (REMIX)

● MIXED BY SHOHEI MITANI
21. INTERMISSION
22. O.VALDAMBRINI & D.PIANA / THREE AND FOUR
23. CHARLES AZNAVOUR / LE TEMPS
24. NORA ORLANDI / GANGSTERS A NEW YORK
25. ROBERTO MENESCAL / FIVE FOUR
26. SUPER SOM T.A. / MORRI DE PENA
27. JOYCE E FERNANDO PINTO / HEAVY TELECOTECO
28. CHET BAKER MEETS NOVOS TEMPOS GROUP / SALSAMBA
29. JENS WINTHER QUINTET / THATS THE WAY IT IS
30. KENNY CLARKE / BIG BANG
31. BLOFELD / NEXUS
32. HELEN SACHS-LEX JASPER / SOON IT'S GONNA RAIN
33. GABRIELE HASLER & FOOLISH HEART / STEINWAY & DAUGHTER
34. RAFFAELA RENZULLI ENSEMBLE / ASKING EYES (E.D.J. RE-EDIT)

● MIXED BY MASANORI SUZUKI
35. INTERMISSION
36. BIG M / KC SHUFFLE
37. AUDITED BEATS / LIL GREEN BAG
38. SHOES / ARE YOU CRAZY?
39. SKEEWIFF / PINSTRIPE
40. THE FAIRBANKS / LV2B
41. RENT / SEASONS OF LOVE (FUNKADE MIX)
42. UNKNOWN / KITTY
43. APRIL SET / BOSSA PRESSO episode 2 (2009 RMX)
44. ERICA / COLOR CAFE
45. DJ CONCORDE / LALA SONG
46. TRY 'NB / DING DONG (RADIO EDIT)
47. MIGHTY SPARROW / UNDER MY SKIN (DJ CONCORDE SWING MIX)

※お求めはDMR、JETSET、ディスク・ユニオン、ヴィレッジヴァンガード、
ヴァージン・メガストア、チクロ・マーケット、ディスクデシネ、
コーナーショップなど各レコード店ならびにオルガンバー・キャッシャーなどで。
PREMIUM CUTS 2009 SCEDULE

毎月第1水曜日【Premium Cuts 2009】
チャージ 2,000yen /1d
※誕生月に入場の方、入場料無料
※先着30名様にPREMIUM CUTS2009オリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

6/3 wed. PREMIUM CUT
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 佐野真久(CAFE&DINERスタジオ), ZOO-KA(VINAL FORCE), tomomieland, 古賀祐介, 亜弥, 梶井義弘

7/1 wed. PREMIUM CUT
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 佐野真久(CAFE&DINERスタジオ), ZOO-KA(VINAL FORCE), tomomieland, 古賀祐介, 亜弥, 梶井義弘

毎月第4土曜日【BLUE CAFE】
チャージ 2000yen /1d
※先着50名様にBLUE CAFEオリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

5/23 sat.
ゲストLIVE: BLU-SWING
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平 (NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ, 大倉智子

6/27 sat.
ゲストDJ: 栗原 暁(Jazzin'park)
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平 (NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ, 大倉智子
TWISTE ET CHANTE
JOHNNY NELSON / SI ME VES DIFERENTE
(MILA'S) LP

この人は日本ではあまり馴染みの深くないサルサ・シンガーですが、キューバ、アメリカで何枚かリリース作品があるようです。(おそらく80年代に)サンフランシスコのローカル・レーベルからリリースされた本作は、全体にコアな熱血サルサ・ナンバーというよりも、女性コーラス隊なども配してソフィストケイトされた聴きやすく踊りやすいアレンジになっています。女性英語ヴォーカルによるラテンAOR的な「CATCH IT」、ラテン・ジャズ的ニュアンスも感じられる「DONDE SE FUERON LOS TIEMPOS」がオススメです。
ORQUESTA DE LA LUZ / サルサに国境はない
(RMM) LP

辰緒さん主催のDISC MINORレーベルからの「燃えよドラゴン」のナイス・カヴァーも記憶に新しい、日本が世界に誇るサルサ・バンドの91年のセカンド。大御所ティト・プエンテをティンバレスで迎えるなど全編気合いがみなぎっています。途中日本語も飛び出す「私はピアノ」の素晴らしいカヴァーが有名ですが、ファンクな8ビートにリズム・チェンジする「SAN FRONTERAS」や哀愁のメロディが日本人のツボを突く「CUANTO VALE TU AMOR」「MAKE THE WORLD STAND STILL」など、珠玉のナンバーが揃っています。
スターゲイザース / これがボサノバ
(TOSHIBA) LP

日本のコーラス・アレンジの第一人者、岡崎広志がアレンジとスキャットを担当した67年録音のイージー・ジャズ・アルバム。60年代半ばから後半にかけて世界的に巻き起こった空前のボサノヴァ・ブームにより、日本でもボサノヴァのイディオムを取り入れた素敵なアルバムが数多くリリースされています。全体的にはしっとりしたカヴァー曲が中心になっていますが、唯一アップ・テンポなジャズ・ボッサにアレンジされた「夜のストレンジャー」が絶品。この一曲で、白木秀雄の『BOSSA NOVA』とも対等の魅力を生んでいます。
ROGER WHITTAKER / AN IMAGE TO MY MIND
(PHILIPS) LP

英国人シンガーソングライターのロジャー・ウィテカーがなぜスウェーデンでスウェーデンのミュージシャンやシンガーをフィーチャーしてあるバムを制作したのか、その経緯は不明なんですが、74年録音の本作には日本でも人気の女性シンガー シルヴィア・ヴレタマーなんかも参加していて、なかなかの力作ソフトロック・アルバムになっています。特にそのシルヴィアがリード・ヴォーカルをとる「WHEN EVERYBODY SMILES」がいいですね〜。サビの「ラララ」コーラスも込み上げ効果絶大なボッサ・ソフトロックです。
ROBERTA VANDERVORT / CHAMELEON CRY
(CATERO) LP

この人も日本ではあまり耳馴染みのないドイツ人ジャズ・シンガーですが、83年西ドイツリリースの本作の歌詞は広く欧米のマーケットを意識したものなのかすべて英語。ドイツっぽいのかどうかはよく判りませんが、キティ・ウインターを連想させるような軽やかなフュージョン・ナンバー「ECHOES」とか、ブラジリアン・タッチの「HEY NOW」、フリーソウル「I WILL SATISFY」、ライト・ディスコな「HUMAN RACE」などなど、洗練されたアレンジのフロア・ユース・ナンバーが盛りだくさんです。何より声が可憐でいい。
TERESA GRAVES / SAME
(KIRSHNNER) LP

74~75年にオンエアされたTVシリーズ「女刑事クリスティー(GET CHRISTIE LOVE)」に主演したテレサ・グレイブスが、70年に唯一リリースしたアルバム。その後女優業にシフトしていったのでしょうが、歌のレベルもバックの完成度も片手間感はまるでなく、とても上質のSOUL〜POPSアルバムになっています。特にダイナミックなホーンもうれしい「SPEAK YOUR MIND」や、ニルソンの「うわさの男」のボトムの太いカヴァーなんかはフロア映えバツグンのうれしい出来。モータウンのアルバムにも負けてないです。
SANDRA WRIGHT / WONDER WOMAN
(DEMON) LP

このサザン・ソウルのアルバムはやっぱりもう「MIDNIGHT AFFAIR」につきますね。ピアノ、ホーン、ベース、ドラムスが一斉にカットインしてくるイントロを聴いただけでもう心を鷲掴み。そして力強いなかにも憂いの表情を感じさせるサンドラ・ライトの伸びやかなヴォーカル。サビの"MIDNIGHT"でのトメ。すべてが完璧なミディアム・ダンサー。100回でも聴いていたい、まさにWONDERなナンバーだと思います。先月取り上げたタッチ・オブ・クラス「LOVE MEANS EVERYTHING」などとも相性バツグンです。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=7tkiqQ3rPpE
V.A. / NONSTOP ROCK 'n' ROLL DISCOTHEQUE
(MFP) LP

先日オルガンバーで小西さんのDJを聴かせていただいていたら、スティーヴィーの「FOR ONCE IN MY LIFE」のカヴァーを3〜4曲ショート・ミックスしていてそれがすごくかっこよく、超定番なこの名曲の素敵さと、そうした曲も新鮮に聴かせちゃう小西さんのDJセンスを改めて再認識しました。このUK産の企画アルバムにも男性ヴォーカルによる「FOR ONCE IN MY LIFE」の素晴らしく打ってるカヴァーが収録されていて、目下へヴィー・プレイ中です。物まねになっちゃうから別ヴァージョンを並べはしませんが。
BLOWFLY / DISCO
(WEIRD WORLD) LP

ベティ・ライト「CLEAN UP WOMAN」などの作者としても名を上げているマイアミ・ソウルの大立者、クラレンス・リードの覆面プロジェクトで、ディスコ・ヒットやソウル・スタンダードを真っ黒いスラングてんこ盛りのエロ歌詞に替えて次から次へとカヴァーしまくり、アルバムをリリースしまくったブロウフライ。当時のあまりにDEEPな隠語使いに、下手すると今のネイティブの人が聴いても何を歌ってるのか判然としないらしいです。ともあれ「SWEARING TO GOD」のカヴァーなど、演奏自体はめちゃかっこよくて使えます。
KENNY & THE BEACH BOYS / GOOD MORNING MR. WALKERS
(ELITE) LP

カリビアンミュージックの拠点、バハマ諸島のナッソーからの一枚。なんとも言えない"楽園"の響き。行ってみたいですね。日差しの強そうなこのジャケ写もたまりません。おそらく現地リゾート・ホテルがらみの営業バンドだと思いますが、内容も折り紙付きの陽光サウンドです。マイティ・スパロウも歌う定番カリビアン「MR.WALKER」は、よりアップ・テンポで軽やかに。そして土屋浩美版も人気のごきげんな「SOMEDAY」の軽やかな男性ヴォーカル版。最近はSWEET EMILYのヴァージョンと繋いで使っています。夏も近いです。
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