今月の10曲
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【MIX CD第3のシリーズ『remixin'』、始動します!】

◆おかげさまでご好評いただいております2つのMIX CDシリーズ『PREMIUM CUTS』『ビストロジャズ』に続き、3本目の柱となる新シリーズ『remixin'』の一作目が、この5月24日(土)にリリースされる運びとなりました。

◆いままで生音系のミックスを続けて来た僕の、初のハウス&ブレイクスMIXとなる本作は、「I MUST KNOW」「LOVE, OH LOVE」「BIG YELLOW TAXI」「PASTIME PARADISE」「SEND IN CLOWNS」「恋は焦らず」「THE SOUND OF SILENCE」「HERE WE ARE FALLING IN LOVE AGAIN」「愛はきらめきの中に」「BREAKOUT」「LIFE」「THE BOTTLE」などなど数々のオルガンバー・キラー、フロア・クラシックスを素材にしたアンノウンなリミックス&カヴァーを満載し、いままでの作品を聴いてきていただいたオールジャンル・リスナー、生音ファンにも思い切り楽しんでもらえる独自のミックスになっています。 もともと僕も現場のピークタイムにはハウスTUNEをどんどんプレイしているので、違和感なくすんなり耳に馴染んでもらえると思います。

◆この『remixin'』発売を記念して、発売日当日5/24のBLUE CAFE(ゲストLIVE:Medby)と6/4のPREMIUM CUTS2008は、本作をオルガンバー・キャッシャーにてご提示またはお買い求めの方は入場料1,000円にディスカウントさせていただきます。CD容量限界まで収録した全18曲80分の入魂のMIX SHOW、ぜひお試しください。とても楽しいMIXです!
PREMIUM CUTS* HOUSE & BREAKS remixin' 01 mixed by Masanori Suzuki
CSMP0012/定価\1,890 (税抜価格\1,800)/5月24日発売


01. INTRO〜RUBEN GARCIA / IN SPANISH (PREMIUM CUTS* F**C OFF RE-EDIT)
02. E&E SOUND / CLOWNES (GROOVE MIX)
03. DUPTRIBE / SOS THE SOUND OF SILENCE (CLUB MIX)
04. PROJECT301 / AFFECTION
05. MOP MOP / PERFECT DAY (STEFANO SINCERI HJ MIX)
06. DJ CONCORDO / BIG YELLOW TAXI (SPECIAL MIX)
07. UNKNOWN / PASTIME PARADISE
08. THE FAIRBANKS / LOVE AGAIN
09. JACKIE O' / SUDDENLY I SEE (ANTHEM MIX)
10. LAZY GRACE / HOW DEEP IS YOUR LOVE (STONEBRIDGE CLUB MIX)
11. SEVENTH SENCE / BREAKOUT (EXTENDED RADIO EDIT)
12. HELENA / LIFE (VITALITY MIX)
13. HAKAN LIBDO & IRIS / THE BOTTLE
14. MR.GELBECK / HURRY HURRY HURRY & LOVE
15. SURF 'n' TURF/ UP!
16. DJ FTO / I MUST KNOW (EXTENDED EDIT)
17. NINA SIMON / THE LOOK OF LOVE (REMIX)
18. APRL SET / BOSSA PRESSO (FREETEMPO REMIX)
PREMIUM CUTS 2008 SCEDULE

毎月第1水曜日【Premium Cuts 2008】
チャージ 2,000yen /1d
※誕生月に入場の方、入場料無料
※先着30名様にPREMIUM CUTS2008オリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

6/4 wed. -PREMIUM CUTS-
鈴木雅尭『PREMIUM CUTS HOUSE & BREAKS remixin' 01』リリースPARTY

DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 佐野真久(CAFE&DINERスタジオ), ZOO-KA(VINAL FORCE), tomomieland, 植原良太, DJおつまみ
Guest DJ:藤澤志保

7/2 wed. -PREMIUM CUTS-
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 佐野真久(CAFE&DINERスタジオ), ZOO-KA(VINAL FORCE), tomomieland, 植原良太, DJおつまみ
毎月第4土曜日【BLUE CAFE】
チャージ 2000yen /1d
※先着50名様にBLUE CAFEオリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

5/24 sat. -BLUE CAFE-
LIVE GUEST:MEDBY
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平(NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ

6/28 sat. -BLUE CAFE-
LIVE GUEST:SMALL CIRCLE OF FRIENDS
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平(NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ
TWISTE ET CHANTE
ELOISE GREENFIELD & FRIENDS WITH BYRON MORRIS / HONEY, I LOVE ELOISE GREENFIELD & FRIENDS WITH BYRON MORRIS / HONEY, I LOVE
(HONEY PRODUCTIONS) LP

僕が初めてバイロン・モリスを耳にしたのは、78年作の『VIBRATIONS THEME & SERENADES』。そこに収録されていた「SUN SHOWER」は、例えようもなく印象的なメロディの愛すべきアフロ・ブラジリアン・ナンバーでした。それから5年後に発表された本作は絵本作家エローズ・グリーンフィールドへの敬愛を込めて作られた傑作。タフなジャズ・ファンク「LAY IT ON THE LINE」に子供たちのあどけない掛け合いが乗る「I LOOK PRETTY」が最高ですが、前述「SUN SHOWER」子供たちの朗読が乗る「AUNT ROBERT & BY MYSELF」も素晴らしい曲です。
SWEET SPIRIT / SAME SWEET SPIRIT / SAME
(SHALOM) LP

ジャマイカ出身でニューヨークを中心に活躍した女性コーラス・グループ スウィート・スピリットの、CCW系レーベルSHALOMから74年にリリースされたアルバム。元はゴスペル・グループらしく、A-2のようにモロにそういう荘厳な曲もありますが、2曲の激ファンキーなナンバー「SINNERMAN(WHEN WILL YOU RUN)」「I JUST WANNA THANK YOU」を収録しているところが見逃せません。特に前者はダイナミックなブラス・セクションもギター・シャッフルも躍動感にあふれたコーラスもパーフェクトな曲。これで踊らないで何で踊ろうっていうくらいの大傑作です。
SPAGHETTI HEAD / DISCO FEVER SPAGHETTI HEAD / DISCO FEVER
(BELLAPHONE) 7"

このイタリアのユニットは本当に重量級サウンドの鬼ですね。別シングル「BIG NOISE FROM WINEETKA」がU.F.O.とかMISSING LINKとかのネタとしても有名で、本作はそれほどには取り上げられることのない一枚。しかし曲のタイプは非常に良く似ていて、しかもまったく遜色のないスーパー・ヘヴィー・ダンサーです。BPMおよそ123くらいの「DISCO FEVER」に、115くらいの「FUNKY VOODOO」と、流れに合わせて使い勝手のいい方をプレイ出来る、非常にDJフレンドリーな一枚でもあります。あまり類を見ないほど爆音で聴くのが気持ちいいバンドです。
JOSE MASCOLO / SAME JOSE MASCOLO / SAME

ブラジルでトッキーニョなどのバックで活動していたピアニストJ. MASCOLOがイタリアはミラノで76年に録音したアルバム。イタリアでも流行っていたフュージョンやディスコ・サウンドと、ブラジリアン・サウンドがとても相性良く結びついた感じのクロスオーバー・ブラジリアンなサウンド。概ね彼のオリジナルですが、「RITMO DE BRAZIL」っぽいブラジリアン・ディスコ・コーラスな「MANDURIA」、サンバ・ブレイクから始まるオーケストレーション・コーラス・サンバ「BAHIA」、インストのアップテンポ・ボッサ「LAS VEGAS 702」などなど、使えるナンバー満載です。
ORCHESTRA KING ZERAND / BLUE MAGNOLIA ORCHESTRA KING ZERAND / BLUE MAGNOLIA
(BANG! BANG!) 7"

毎度のことですけど、素性やディスコグラフィのよくわからないアーティストが多くてすみません。イタリア製のこのシングル盤もまったく情報がなくて判りませんが、たまに見かけるライブラリーからのシングル・カットとか企画盤とかの匂いがぷんぷんします。唯一、奏者としてクレジットされているFRANCO AMBROSETTIはとても有名なイタリア系スイス人トロンボーニストです。表題曲は上記「MANDURIA」なんかとも相性の良さそうな、混声スキャットも爽快な快速ブラジリアン・クロスオーバー。反対面の「RED PINK」も女性コーラスが映えるミッドファンクです。
JACKY SPRANGER / WEEK-END DANCE JACKY SPRANGER / WEEK-END DANCE
(VEGA) LP

1972年のフレンチ・ジャズ・アルバム。このアレンジャーは他にもアルバムを出しているらしいですが、レア盤として知る人ぞ知る作品なのか、星の数ほどあるスーパー・マーケット盤なのか、情報もなく判りません。が、傑作ジャズ・アルバムであることに間違いありません。"CLARK=BOLAND BIG BANDを彷彿させる"という、本盤を教えていただいたレコード屋さんのコメントも大きくうなずける、緊張感あふれるアフロ・キューバン・ハードバップ「THE NIGHT GOES ON」が絶品。他にもキラーなハードバップ、モーダルなボッサなどその質はおそろしく高いです。
MIXED EMOTIONS / AMBIVALENT CROWD MIXED EMOTIONS / AMBIVALENT CROWD
(VICOR) LP

このエキゾチックな女性のジャケット写真からは想像がむずかしいくらい爽やかな、フィリピン産のソフトロック・アルバム。リリースは70年代頭くらいかなぁ。知らずに聴いているとA&M系のアーティストかと思うくらい、コーラスワークもサウンドも洗練されています。「WE'VE ONLY JUST BEGUN」「(THEY LONG TO BE)CLOSE TO YOU」「ラブ・ストーリー愛のテーマ」「LA LA MEANS I LOVE YOU」などなど、選曲も耳に馴染みの名曲オン・パレード。中でもトリステ・ジャネイロの人気曲「WITHOUT HER」のカヴァーがGROOVYで最高です。
LOS MISMOS / JINGLE JUNGLE LOS MISMOS / JINGLE JUNGLE
(BELTER) 7"

アメリカのバブルガム・ロック・グループTHE ARCHIESの69年の3rdアルバム『JINGLE JANGLE』は大好きな一枚。冒頭を飾るタイトル・ナンバーは100年ポップスに認定してもいいくらいの魅力にあふれた心躍るナンバーですが、そのカヴァー・バージョンは意外に少ないので、このスペインの女性一人男性二人のコーラス・グループのカヴァーはとても貴重だと思います。もちろんただカヴァーしているからというだけでなく、クオリティも本家に遜色のない出来。むしろ本家にはないホーン隊のバックアップもあって、テンションは五割り増しです。
THE MONTESAS / IN ROCKERS SHAKERS ! THE MONTESAS / IN ROCKERS SHAKERS !
(SOUND FLAT RECORDS) LP

ドイツの60'sスタイル・ガレージ・バンドによるバイカーMOVIEのサウンドトラック・アルバム。あまたの英国ロッカーズを決してひけをとらないかっこよさ。ひたすらしびれます。中でもデイヴ・パイク・セットによるフロア・クラシックス「MATHAR」の(たぶん)レースの実況アナウンス入りエレキ・カヴァーには、間違いなくやられます。他にも洒落スウィングな「VENEDETTA '62」や歌ものシェイク・ナンバー「HURRY GURRY」、ベンチャーズ「RUN, DON'T WALK」など、腰に来るナンバー満載。見開きジャケ内面を使ったバイカー人生ゲームのアートワークもやばい!
HI-FI SET / QUARTER REST HI-FI SET / QUARTER REST
(EMI) LP

日本を代表するコーラス・グループ ハイ・ファイ・セットは、もともと松任谷由実(荒井由実)のバック・コーラスをしていた関係もあって、よくユーミンの曲を取り上げています。「卒業写真」「中央フリーウェイ」あたりが有名ですね。79年リリースの本作でも、名曲「DESTINY」をカヴァーしていて、これがかなりいい出来。正確な四つ打ちのキックで始まるBPM127のダンサブルなアレンジは、ハウスなどとも違和感なくつなげられます。僕はこの「DESTINY」という曲を聴くと、CXのかつてのドラマ「季節はずれの海岸物語」を思い出します。関係ないけど。
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