今月の10曲
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【12月4日(水)のレコードアワーは、小西康陽さんをお招きして恒例!年忘れスペシャル!】

いよいよ間近に迫りましたプレカツ恒例、小西康陽さんをゲストDJにお迎えして贈る年忘れスペシャル! 八代亜紀さんのジャズ・アルバムのプロデュースやnegiccoのプロデュース、フジTVドラマ『抱きしめたい!Forever』のサウンドトラックなど話題作もことかかない小西さんは、まさに元祖レコード愛なDJ。そして最近は7インチセットでのプレイも増えてきているというレコード番長は、この日はどんな秘蔵の盤を披露してくれるでしょう。次々繰り出される謎のキラーの正体を知ろうとする人たちでまたDJブース前の人垣必至ですね。ワタクシ鈴木雅尭もたっぷりレコードを持ち込んで朝方には恒例のBtoBを小西さんに挑む予定です。ぜひお早めにお越し下さい!

小西康陽
音楽家。1985年、ピチカート・ファイヴのメンバーとしてデビュー。2001年解散後も、数多くのアーティストの作詞、作曲、編曲、プロデュース、リミックスを手掛けている。2011年、PIZZICATO ONEの名義で初のソロ作品『11のとても悲しい歌』(ユニバーサルミュージック)を発表。フジテレビ系ドラマ『抱きしめたい!Forever』のサウンドトラックを手掛け、EveryLittleThingが歌う主題歌「アクアマリンのままでいて」の編曲も担当した。サウンドトラックCD発売中。コンピレイションCD『小西康陽 Presents 大都会交響楽: Readymade Digs Brunswick』発売中。テレビ東京系列6局ネットにて放送される「Daiwa House Presents Billboard JAPAN Music Awards 2013」のミュージカル・ディレクターを務める。12月14日放送予定。
12/4 wed.
Premium Cuts presents
RECORD HOUR 恒例!年忘れスペシャル

GUEST DJ: 小西康陽
DJs: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, J.A.G.U.A.R., maico, ケイティ
FOOD: 茶屋舞
※12月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 24時以降2,000yen/1D
【2年振りのクリスマスミックス『ビストロジャズ -SANTA BABY-』 11/9 IN STORE!】

『NOEL A GOGO』('07)『CHRISTMAS AFFAIR』('09)『HOLIDAY CHRISTMAS』('11)に続いて贈る大人気クリスマスMIX第四弾にして最高傑作! ビストロジャズ、プレカツ、レコードアワーの正編と並べても全く遜色ないALLアナログ盤音源によるキラーかつレアな全31トラック76分。ボッサ、ジャズ、ソフトロック、キッズグルーヴ、ネオアコ、スキャット、ファンクなどを絶妙のミックスで紡ぎクリスマスをハッピー&ドラマチックに演出します。

年の瀬の雑踏〜教会の鐘〜厳かなスキャットのエチュードからトップレアなカナダのソフトロック・グループのハートウォームなナンバー02に展開し、期待感たっぷりに始まる今回の『SANTA BABY』。高揚感に満ちた滑らかにソフトロック・コーラス・ナンバー03、ウキウキ感いっぱいのライブラリー・スキャット・ナンバー04、ジャズ・ギター第一人者によるボッサ・ジャズなインスト・クリスマス05、フィンランドを代表するジャズ・ピアニストによるクリスマス・スタンダードのジャズ・ボッサ・カヴァー06とプレカツ・ラインど真ん中な流れからワールドワイドな初耳クリスマス・ソングが07、08と続き、ジャジーでアップなソフトロック・ナンバー09〜11を経て、スペインの大人気ガールズ・トリオのクリスマス・シングル12へ。そこから13〜15とソウル、R&Bファンをも魅了するソウルフルに込み上げる流れへとスウィッチ。本ミックスのサブタイトルにもなったクレプスキュール屈指のおしゃれジャズなカヴァー16でふたたびスキャットのエチュードで一旦ブレイクダウン。

後半は70年代初期の世界のアイドルだった兄弟グループによるグルーヴ・ロック18、同じく不滅の5人組兄弟グループによるグルーヴィーなラブ・ソング19で一気にヒートアップ。知られざるフレンチ・ジャズ・ファンクのレア盤からの20、ロンドンの人気ユニットが自主プレスでリリースしたクリスマス・シングルに含まれていたキラメキPOPな21、ウェールズ出身のパンク・シスターズが放った異色のドリーミー・クリスマスTUNE22と続き、ここから敬虔なクリスチャン・ナンバーが驚きのダンスBEATに料理された23〜鐘や鈴の音色にときめくディスコ・クリスマス24〜名作映画のムーディーなサウンドトラックを四つ打ちにアレンジした意外と知られていないが秀逸な25と、クライマックスに向けてDISCO色の強いハッピー度200%な流れへ。さらにロンナイ系DJも血眼な激レア・モッズ・クリスマス12インチ26、USソフトロック・ユニット最高峰の不朽の名曲27、バロック・サウンドとロックン・ロールが奇跡的な融合を果たした28と、爆音で聴きたい多幸感あふれるアップなナンバーが畳み掛けます。クロージングはまずアメリカのマイナーなノベルティ・アルバムに収められた名バラッド29から。そしてポップ&カントリー・コーラスの第一人者グループによる涙を誘うくらいにロマンチックなクリスマス・カヴァー30、USキッズ・シンガーの自主盤収録の名作アニメの主題曲31に続く再び雑踏のSE、遠い鐘の音のフェードアウトで深く切ない余韻を残してジ・エンド。

クリスマス・レコード・レア盤のショウケースとしてはもちろん、ウィンター・シーズンの部屋聴きやショップのBGMにも、プレゼントにも、ドライブ・ミュージックにもベスト・マッチな最高のクリスマス・ミックスです。ぜひお試しください!
(完全限定プロモ・オンリー)
ビストロジャズ -SANTA BABY-
selected & mixed by Masanori Suzuki
(CSMP 0039 / 帯・キャラメル / ステレオ31トラック76分)
毎月第1水曜日【PREMIUM CUTS presents FAIRGROUND】

12/4 wed.
Premium Cuts presents
RECORD HOUR
RECORD HOUR 恒例!年忘れスペシャル

GUEST DJ: 小西康陽
DJs: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, J.A.G.U.A.R., maico, ケイティ
FOOD: 茶屋舞
※12月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 以降2,000yen/1D ※1月のRECORD HOURはオルガンバー正月休みのためお休みです。
TWISTE ET CHANTE
ピオニーズ / 消えた思い出, パッパ・パパラ
(日本グラモフォン) 7"

今回は小西康陽さんレコアワゲスト出演を記念して和モノ7インチ特集。何枚かのシングル盤をリリースしていたの女性ポップス・デュオ、ピオニーズ。これは1969年の作品でカレッジポップス系のA面より、スキャット・ソフトロック的なB面「パッパ・パパラ」が人気の一枚。かのすぎやまこういち作曲・編曲の華やかな好曲です。
遠藤京子 / 輝きたいの, 銀色の夏
(ビクター) 7"

80〜90年代にかけてたくさんのシングル曲をリリースした才人SSW遠藤京子の83年の7インチ。A面の「輝きたいの」は同名のTBSドラマの主題歌として書かれた作品のようです。アルバム『夢見るスター』ではエルボウボーンズ風グッドタイム・ディスコなアレンジだった「銀色の夏」の、ファンカラティーナ・ライクな完全別アレンジver.収録。
黒田ゆかり&ザ・エコーズ / ユー・アー・マイ・サンシャイン, 姉さんの恋人
(クラウン) 7"

1964年の「スカで踊ろう」がリイシューもされ人気の黒田ゆかり。こちらはその前年リリースの7インチでアメリカのポピュラー・ソング「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のカヴァー。テンポの速いスウィング・ビートに乗せて、エコーズのコーラスを従えた黒田嬢がドゥー・ワップ調のごきげんな日本語カヴァーを聴かせてくれます。
石川晶 / 土曜の夜に何が起こったか, 恋の朝焼け
(ALFA) 7"

映画の主題歌を想定して山上路夫、村井邦彦が書き下ろし、その主演俳優としてイメージされたドラマー石川晶が歌った1969年のシングル。ドライブ感あふれるジャズロックのビートに上手くないけど味のある石川のヴォーカルとハイトーンのアルファ・シンガーズのスキャットのコントラストが素晴らしい。インナーには主演女優募集の広告も。
ダーク・ダックス / 牧場のわが家, ボッサ・ノバ No.8
(キング) 7"

このB面の「ボッサ・ノバ No.8」は和ボッサのコンピにも収録されていて、ずっと探していました。世界中にボサノバのリズムが伝播したころのリリースかと思われますが、ブルー・コーツ・オーケストラの厚みと跳ねのある伴奏に乗せて楽しい家族ダンスの光景が繰り広げられます。「エッソ・ベソ」などとの相性も抜群な105BPMの楽団系ボッサ。
山下達郎 / WINDY LADY, 夏の陽
(RCA) 7"

ソロ・デビューを華々しく飾ったアルバム『CIRCUS TOWN』から、そのトップTUNE「WINDY LADY」のプロモーション用に一般は非売で少数プレスされたシングル盤。アナログ盤愛に溢れる山下達郎だけあって彼の作品にはアナログ盤が多数存在しますが、プロモ・オンリーとか懸賞オンリーとか、コレクター泣かせな少数限定ものも少なくありません。
池田典代 / アディオス, ひとねむり
(ORANGE HOUSE) 7"

以前このコーナーで彼女のアルバム『DREAM IN THE STREET』を紹介しましたが、これはそこからの7インチ・カットで、そのときも書きましたがいきなりオン・グルーヴなモントゥーノ・ピアノでスタートするようにイントロがリアレンジされていてよりフロア・ユースな仕上がりになっています。小林泉美絡みのこみ上げ系和モノ・サンバの傑作です。
笠原弘子 & 南風まろん / 異邦人 '90
(ワーナー) 7"

友人が運営するオンライン・レコード・ショップのリストで発見したときは既にSOLDになっていて慌てて探しまくった久保田早紀「異邦人」の隙き間なカヴァー・シングル。プロモ・サンプラー・オンリーみたいです。時代を反映するシンセドラムっぽいスネアが刻む勢い満点の後ノリビートが、一連のスウィングセット的なナンバーと相性抜群です。
太洋民技 カモナマイハウス
(ウーレル) 7"

"タイヨウミンギ"という6人組グループが江利チエミのヴァージョンなどで人気の「カモナ・マイ・ハウス」をカヴァーして83年にリリースしたシングル盤。グループのキャッチ・フレーズ(呼び名?)が"パシフィック・エスノ・テクノ"と書いてあるのですが、確かになんかちょっとエスノっぽい薫りもするスウィング・ビートで調子良く歌ってます。B面は英語ヴァージョン。
ザ・キューピッツ / エイト・デイズ・ア・ウィーク, ティケット・トゥ・ライド
(ビクター) 7"

「バザズ天国」でお馴染みの双子姉妹グループ ザ・キューピッツが、片岡和子の訳詞でビートルズの「エイト・デイズ・ア・ウィーク」「涙の乗車券」を日本語カヴァーした必殺の7インチ。同じ双子姉妹ザ・ピーナッツが歌謡ポップス路線だったのに対しこのユニットは洋楽指向が強かったみたいですね。マージー・ビートが板についています。