今月の10曲
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【コンピレーション『JAZZ CONNECTION』&『HOUSE CONNECTION』 リリース!】

PREMIUM CUTS 2008@オルガンバーの重要メンバーでもある佐野真久君が主宰する渋谷宇田川町のCAFE&DINER「スタジオ」。オルガンバーのお客さんやレコード・ハンターの皆さんにはおなじみの店だと思いますが、そのスタジオの監修によるコンピレーション2タイトルが同時リリースされました。スタジオやオルガンバーなどになじみのアーティストが多数参加した『JAZZ CONNECTION』と『HOUSE CONNECTION』。僕はグスタフ・ブロムをネタにしたPLAYA「THROUGH THE FIRE〜ビストロジャズREMIX」で『JAZZ〜』に参加しています。各メガストア、AMAZON、DMR、JETSETなどで好評発売中です。ぜひお試しください。ちなみにスタジオのオススメメニューはオムハヤシライスです。美味しいです!
http://studio0520.no-blog.jp/
V.A. / JAZZ CONNECTION
around the Shibuy acorner presented by cafe&diner STUDIO

(KING / NOW ON SALE / 2,400yen with TAX)

01. Beautiful Dreamer / 吉田哲人
02. THROUGH THE FIRE (APRIL SET ビストロジャズ REMIX) / playa
03. Mishima / Routine Jazz Quintet
04. Breathing Life / akiko
05. Sustained Affection / Immigrant's Bossa Band
06. Overheat / Shima&ShikouDUO
07. Look To The Sky / JABBERLOOP
08. Rock with you / the fascinations
09. SMOOTH OPERATOR feat. native / 青木カレン
10. Nostalgic Eyes / Sunaga t experience
11. Spiral Insight / native
12. バタフライ バタフライ / BEBETECK
V.A. / HOUSE CONNECTION
around the Shibuy acorner presented by cafe&diner STUDIO

(KING / NOW ON SALE / 2,400yen with TAX)

01. Brasilian Colors feat. TOYONO (album version) / AKAKAGE
02. Take Me Into Your Heart / MAKAI
03. Make It Right feat. Lisa Shaw (album version) / Kentaro Takizawa
04. SUNNY DAYS feat. 岡田響子 / 藤澤志保
05. A Sandy Beach ~砂浜~ / Bougain Ville-A
06. Dance / Small Circle of Friends
07. Find Illusion / Slowly
08. tell me why / tone
09. Something Between Us / STUDIO APARTMENT feat. Deborah Bond
10. BELIEVE feat. GORDON CHAMBERS / DJ KAWASAKI
11. Solitude / Little Big Bee
12. Vega / NOCK
PREMIUM CUTS 2008 SCEDULE

毎月第1水曜日【Premium Cuts 2008】
チャージ 2,000yen /1d
※誕生月に入場の方、入場料無料
※先着30名様にPREMIUM CUTS2008オリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

10/1 wed. -PREMIUM CUTS-
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 佐野真久(CAFE&DINERスタジオ), ZOO-KA(VINAL FORCE), tomomieland, YKK(JUKEBOXRHYTHM), DJ OTSUMAMI

11/5 wed. -PREMIUM CUTS-
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 佐野真久(CAFE&DINERスタジオ), ZOO-KA(VINAL FORCE), tomomieland, DJ OTSUMAMI

毎月第4土曜日【BLUE CAFE】
チャージ 2000yen /1d
※先着50名様にBLUE CAFEオリジナルMIX CD(非売品)プレゼント
※浴衣入場の方、エントランスを1000円にディスカウント

9/27 sat. −BLUE CAFE−
LIVE GUEST:ブーゲンビレーア
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平(NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ, 大倉智子

10/25 sat. −BLUE CAFE 9th ANNIVERSARY−
GUEST DJ:小西康陽
LIVE GUEST:THE GRASS HOPPER SET
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平(NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ, 大倉智子
TWISTE ET CHANTE
PROJECT & MARITZA / FOR THE FIRST TIME PROJECT & MARITZA / FOR THE FIRST TIME
(POLYDOR) LP

アルバム『SUBWAY BABY』が人気のスウェーデン人シンガー、マリッツァ・ホーンがそれより3年前の74年にバンド・スタイルでリリースしたアルバム。『SUBWAY〜』よりも重みのあるドラミングが嬉しいロッキン・ファンクな3曲、ジョン・ホールの『HALF MOON』、ビートルズの『DRIVE MY CAR』、ホレス・シルヴァーの『PSYCHODELIC SALLY』がオススメです。特にジェラルド・ステンセン(key)のヴォーカルによる『PSYCHODELIC〜』は、北欧らしくない粘っこさを発揮したサイケ・ファンクで最高!
THE TELSTARS / PLAYING POP-JAZZ THE TELSTARS / PLAYING POP-JAZZ
(NASHVILLE) LP

おなじくスウェーデンの、おそらく60年代のモッド・ジャズ・アルバム。オスカー・ブラウン・Jr「THE SNAKE」のカヴァーにノック・アウトされて以来、僕はこの国のシェル・オーマンというオルガン&キーボード・プレイヤーの作品に目がないのですが、彼がメンバーとして参加している本作にも、「I GOT A WOMAN」「HALLEN 64」「HUSKY」「MELVIN BLUES」という極上のモッド・ジャズが収録されていて、そそられます。ブリブリのホーンとヤサグレたハモンドの絡みがたまりません。音圧もかなり高め。
THE NEWZEALAND JAZZ ORCHESTRA / SAME THE NEWZEALAND JAZZ ORCHESTRA / SAME
(KIWI) LP

ニュージーランド・ジャズに関しては欧米の他国の作品にも増して不案内で、実際おそらく何枚もレコードを僕は持っていないと思います。このビッグバンドは2枚のアルバムをリリースしているらしいのですが、もう1枚は残念ながら未聴です。本作には、アンナ・リアというヴォーカリストをゲストに迎えた、ジャズ・スタンダード「THAT OLD BLACK MAGIC」とトニー・ジョー・ホワイトの「WILLIE & LAURA MAY JONES」のひたすらグルーヴィーなカヴァーを収録。他のインスト・ナンバーが霞む出来です。
VOCAL INSTRUMENTAL ORCHESTRA 66 / SAME VOCAL INSTRUMENTAL ORCHESTRA 66 / SAME
(MELODIYA) 10"

ロシアのメロディア・レーベルからリリースされたスキャット・ビッグバンド好盤。MIX CDの『プレカツ』や『ビストロジャズ』でも好んで取り上げて来た、例えばモニーク&ルイの「男と女」とか、クロード・ヴァッソリの「CHA BA DA BA DA」、スウィングル・シンガーズの「FUGA IN BULLDOZER」のようないわゆる高速スキャット・ジャズの逸品「GETTING TO KNOW THE ORCHESTRA」を収録しているのがキモ。ちなみに同レーベルには同ジャケ・デザインの別内容作品が多数ありますので、ご注意ください。
LEDDY WESSEL WITH JACK VAN POLL / SING SING SING LEDDY WESSEL WITH JACK VAN POLL / SING SING SING
(FONTANA) 7"

例えば上で紹介したVOCAL INSTRUMENTAL ORCHESTRA「GETTING TO〜」やその他の高速ジャズ・ナンバーと繋いでも相性バツグンのアップ・テンポな4ビートで展開するスタンダード・スウィング「SING SING SING」のカヴァー。歌うのはオランダのジャズ・ヴォーカリスト、レディ・ウェセル。「ドンドンスッドドン」っていうタフなフロアタムのビートで骨太にカヴァーされることが多い「SING SING SING」ですが、絶妙なスキャットを交えたクールでスリリングなJAZZYアレンジはかなり新鮮です。
CINDY RODRIGUEZ / SAME CINDY RODRIGUEZ / SAME
(TR) LP

傑作フィーメイル・ニューヨリカン・ヴォーカル・アルバム。シンディー・ロドリゲスはサルサの女王と呼ばれるセリア・クルースなんかのドスの利いた歌声と比べると、とても優しくキュート。それに合わせてか、全8曲中実に7曲までがスロー・バラッドです。なぜ傑作かと言えば「SAN JUAN」という美しいメロディーの軽やかなサルサ・ナンバーを収録しているから。エレガントの極み。もう絶品の域です。熱血サルサはちょっと、という人にも全然OKだと思います。プロデュースはヴィブラフォンの名手、ルイ・ラミレス。
BOBBY VALENTIN / SAME BOBBY VALENTIN / SAME
(BRONCO) LP

こちらはサルサ、ブーガルーなどさまざまな作品をリリースしてきたベーシスト兼バンド・マスター、ボビー・ヴァレンティンの86年のリーダー・アルバム。スティービー・ワンダーの「パートタイム・ラヴァー」をとても気持ちよく踊れるテンポでカヴァーしていて、このアルバムのハイライトになっています。他には、ドミニク共和国出身の女性シンガー、チャリティ・ゴイコの代表曲である「EL SENOR DE LA SENORA」というナンバーが、泣きのメロディとかけあいヴォーカルで突出した魅力を放っています。
LOS MANOLOS / LAS MEJORES RUMBAS DE LOS MANOLOS / LAS MEJORES RUMBAS DE
(RCA) LP

ビートルズ「ALL MY LOVING」を使うDJがまわりにも増えてきました、スパニッシュ・バンド、ロス・マノロス。93年のこのLPはたぶん彼らのベスト・アルバムで、その「ALL〜」ももちろん収録されてます。そして僕が目下ヘヴィー・ユースなのが「君の瞳に恋してる」のカヴァー。新作の『PREMIUM CUTS #07』には同じくスペインのサンディエゴ版を収録しましたが、ロス・マノロス版はフラメンコ・ギターのカッティングやクラップなど共通項もありつつ、ややゆったりしたテンポのアレンジ。ノリのよさはいずれも申し分ありません。
TIME 5 / THIS IS TIME 5 TIME 5 / THIS IS TIME 5
(KING) LP

フォア・フレッシュメン に影響を受けたという同志社大学軽音楽部出身の5人により結成された、日本のトップ・コーラス・グループの70年デビュー作。「DAY BY DAY」「恋はフェニックス」「恋のおもかげ」「CALL ME」「夜のストレンジャー」「さらば夏の日」などなどのスタンダード・ナンバー、名曲の数々を、プロ・デビュー盤とは思えない演奏力とコーラス・ワークでカヴァー。この洗練されたアレンジもメンバーで手掛けていると言うのが驚きです。特に「DAY〜」と「CALL〜」のハイ・テンポなボッサ・カヴァーがズバ抜けています。
江利チエミ+カール・ジョーンズ / CRAZY RHYTHM 江利チエミ+カール・ジョーンズ / CRAZY RHYTHM
(KING) 10"

元祖三人娘のひとり、江利チエミの62年のデュエット・ジャズ・アルバム。彼女は、アメリカのコーラス・グループ、デルタ・リズム・ボーイズのメンバーだったカール・ジョーンズと、本作とそれからもう一枚の10インチ盤『チエミとカール・ジョーンズ』を吹き込んでいます。スピーディーな「I GET A KICK OUT OF YOU」や「CRAZY RHYTHM」における思い切りLRに別れたスリリングな掛け合いがかっこいい。原信夫とシャープス・アンド・フラッツ、白木秀雄クインテット、沢田駿吾、渡辺貞夫など、バッキングも夢のような顔合わせです。
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