ROK-SEY
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第1回 「ごあいさつ ―ジャズの敷居って―」
みなさま、はじめまして。以前、オルガンバーの当サイトにてコラムを一度書かせて頂いてからも、ずんずんとオルガンバーで毎夜晩酌をこなしています廣瀬と申します。職場は歩いて1分のダンスミュージックレコード、通称DMRと言うレコード屋さんです。オルガンバーと併せて、こちらも何卒ご贔屓にお願い致します。この度、飯本店長にコラムを任せて頂く事になり、意気揚々としております。が、さて、何書こう・・・。と言う事ですが、やっぱり初めですので音楽について、と言うことに落ち着きまして。で、さて、何書こう・・・。と言う事なのですが、ここは、とり合えず、自分が一番影響を受けたジャズを、ご挨拶代わりに皆様に紹介させて頂ければと思います。何卒お付き合い下さい。


よく聞かれる言葉ですが、「ジャズは敷居が高いので・・・云々」。でもほんとにそうかなってボクは思っちゃうんです。そりゃ、テレビの歌番組とかで流れる曲よりは耳馴染みはないかもです。けど、街に出ればお店やら飲み屋さんやら、もちろん、クラブでも、ジャズって流れてますよね。あ、お洒落だな、とか、落ち着くな、かっこいいな、とか思ったり。まぁ、耳馴染みがよければスルーすることもあるでしょう。でもそれがジャズであって、それでいいと思うんです。間口は、どんなジャンルの音楽よりも広いんじゃないかなって思うんです。ステキなコンピレーションだっていっぱいあります。逆に広すぎちゃってどこが入り口か分かんない・・・ってコトはあるかもですね。間口は広くって奥が深い・・・。うん、きっとお気に入りが見つかると思います。


とか言いつつも、もちろん、色々分かってた方が「面白い」ってのはあります。でも、それだって何だってそうだと思うんです。絵画だって芸術だってスポーツだってそう、お酒だって。もちろんどんなジャンルの音楽だって当然そうです。でも、知らなきゃ楽しめないって事ではないですよね。呑んでるお酒だって、スコッチは何々で、バーボンは・・・とか。知らなくたってうまいです。でも、その知ってた方が「ちょっとだけ面白い」って感じを分かって頂けたらなって思い筆を執らせて頂いた次第です。蛇足ですが、これから音楽だけじゃなくって、そして、自分だけじゃなくって、その「ちょっとの面白さ」を色々ご紹介出来たらな、って思います。色々考えております!。


さて、まず、どのあたりから、って思いまして、唐突ではありますが、これまた自分が最も影響を受けたディスクガイド、Kirk Digiorgioによる「Hall of fame MODAL JAZZ 50」を元に「モーダル・ジャズ」を。モダン・ジャズでも大きなキーの1つですが、クラブ・ジャズという括りでも良く出てくるカテゴライズです。よく、「モーダル」って何?って事になったりするんですけど、音楽の定義の1つなのですが、これが厄介です。いや、正確に言うと、「厄介ではない」ので浅学な自分からしたら厄介なのです・・・。「音楽にカテゴライズは必要ない」と言うのはもちろんごもっともなのですが、「モーダル」、つまり「モード/旋法」と言うのは、決まりがあってその上に則っているものですので、「モード」と言うのは、その人の解釈に任せる部分が限りなく少ない(「モードを取り入れた」、と言ったような表現はありますが)カテゴライズでして、とかなんとか自分もはっきり分かっているかと言えば全くそうでもなくて、説明していると後半はもごもご言ってお仕舞いです。なのでとり合えず今回は細かい説明は無し。主観で言えば酒が旨い。個人的にはこれに尽きるんですが、一読は百聞にしかず。そんな「クラブ・ジャズ」の括りで語られる「モーダル・ジャズ」と言われているものを次回から何回かに分けてディスクレビューと共に紹介させて頂きたいです。宜しくお付き合い下さい。


第2回に続く・・・→
▼編集後記

オルガンバー所属。常連。ヒロセダイスケ。


ダンスミュージックレコード勤務。仕事がんばってます。もっとがんばります。そして、とりあえず、ビール。芋ロックに行く頃には記憶が無いです。オルガンバーではヒロセライトを浴びております。浴びてないと所在が無い感じです。オルガンバーが圏外の携帯をそろそろ買い換えたいなー、と思っております。若輩者ですが宜しくお願い致します。
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