夏本番。地元のお祭りやら音楽フェスやら、色々なイヴェントが目白押しで楽しいですね。海や山に行って自然を満喫するのもいいし、とにかく楽しめる季節です。ただ、とても暑いですけど。

今月のお題は「7」。7インチ、7人組、7枚目のアルバム、7曲目が良い曲、70年代、7月に聴くのに良い曲・・・「7」に関係したレコードのセレクションです。

Toru WATANABE (pee-wee marquette)

02,04,06,08,10:
Toru WATANABE (pee-wee marquette)
01,03,05,07,09:
Masao MARUYAMA (musique dessinee)



CAST / CAST (1980)
(CIAO RECORDS)


『CIAO RECORDS』ってレーベル名もイカしてますね〜。イタリアのギタリストMAURO PAOLUZZIを中心とする7人組バンド、CASTの1980年作。少し洗練された感じのファンク〜ジャズロックが基本的なサウンドと思われますが、男女のVO.をFT.して聴かせるソウルフルな楽曲が絶品です。中でも、極めてメロウな名曲「SWEETNESS」が曲名通りの極上のメロウグルーヴ。同じく女性シンガーをFT.して聴かせる「LOVE WANTS TO BE」も素敵。


BRIGITTE FONTAINE & JACQUES HIGELIN / 12 CHANSONS D'AVANT LE DELUGE
(JACQUES CANETTI)


ブリジット・フォンテーヌといえば『ラジオのように』が有名ですが、これは1966年に ジャック・イジュランとの共作で発表したアルバム。ヴェリーショートのヘアスタイルでひときわ異彩を異彩を放っていたブリジット・フォンテーヌ。音楽の内容も、ボサノヴァ「L'ISABELLE」「LES DIEUX SONT DINGUES」、「C'EST PAS D'MA FAUTE」、シンコペーションの効いたアップテンポの「C'EST PAS D'MA FAUTE」など、フレンチ・シャンソン・ジャズの粋を集めたようなグレイトな内容。


I SETTE LATINI / LA GENTE DI CAMPAGNA
(JOLLY)


何だか、古き良き60年代を謳歌してる感じが伝わるジャケですね。詳細はよく分かりませんが、イタリアの男女7人組ヴォーカルグループ、I SETTE LATINIがの7"です。恐らく、彼らの基本的なサウンドはまったりしたラテン調のタイトル曲かと思われますが、弾けたビートの疾走ナンバー、その名も「IL JERK」が、かなりグルーヴィー。気持ち脳天気な感じも楽しいです。


ELMER BERNSTEIN / STACCATO
(CAPITOL)


アメリカのテレビ番組『ジョニー・スタッカート』(1959年)のサントラLP。昔から有名なアルバムでジャケットはよく見ていたのですが、最近ようやく入手しました。きっかけは番組のオープンニングタイトルで、主演のジョン・カサヴェテスが夜のビル内を疾走するバックで、ジャストなテンションのスパイジャズがハマっていたから。アルバム中ではアップテンポのハードバップ「THE JAZZ AT WALDO'S」「MACDOUGAL STREET SPECIAL」が特に良いですね。


MICHEL LEGRAND / LES 7 PECHES CAPITAUX
(PHILIPS)


ロジェ・ヴァディム監督を筆頭に、ゴダールなど、錚々たる面子が手掛けた7つの短編映画のオムニバス作品『新・七つの大罪』。音楽もオムニバスで、それぞれの作品のテーマ曲を収録しています。クリスチャンヌ・ルグランのスキャットをFT.したビッグバンドジャズ「COMEDIE MUSICALE」や、軽やかなオルガンジャズの「TWIST DE L'ORGUEIL」などイイですが、何と言ってもジャケットのセンスの良さに尽きますね…。


GEORGRS GARVARENTZ / DOUCE VIOLENCE (FONTANA)

フランス映画『甘い暴力』(1963年)のサントラ・コンパクト盤。映画の予告編を観てみると、南仏での若者達のヴァカンスの様子を描いた映画のようです。音楽はフランスの作編曲家、ジョルジュ・ガルヴァランツ。一曲だけ、目の醒めるようなシャープなジャズスコア「PLEASE PLAY MR SELLIN」が収録されています。南仏の夜のジャズは、どこかアメリカ西海岸の乾いた空気感に通じるところがある。西海岸ジャズと南仏ジャズの意外な共通点。


ZAMBASSA / MORKRISTET (PENTAGRAM)

あまりソソられないジャケットも良いですね…。デンマークの7人組ラテンバンド、ZAMBASSAが1978年にリリースした1枚。テクニックを存分に活かしたフュージョン的なサウンドのグループですが、程よいラテン/ブラジリアン・フィーリングが心地良いです。何と言ってもスキャット入りのブラジリアンジャズ「NAR VI TO ER SAMMEN」が飛び抜けていますが、フルートが気持ち良い「MARRAKECH」、ヴァイオリン入りの疾走ブラジリアン「VARDAR」も楽しめます。


TITO ALLEN / UNIQUE (ALEGRE)

最近サルサのレコードを毎月紹介しているけど、ティト・アジェンは今年5月以来の二度目の登場かな。1980年のアルバムで、ジャケットを見てしまうとどうも購買意欲がわかないのですが、これはなかなかの名盤。冒頭の「GUATAQUERO」は陽だまりのポップサルサで気持よく踊れます。そしてアルバム最大の聴き所は「SALSA RAP」。ラップを導入したダンサブルなナンバーで次第にテンポを上げながら高揚していく。


MALIQ & D'ESSENTIALS / MATA HATI TELINGA (EDSEL)

インドネシアのジャミロクアイ(は言い過ぎかも…。)、こと、7人組ソウル/ファンクバンド、MALIQ & D'ESSENTIALSの通算3作目となる好作。画像では全くそのスゴさが伝わらない超特殊な変形ジャケットがスゴいんですが、サウンドも本格的。特にスゴいのは、華やかなホーンの音色、心地良いコーラスにハンドクラップも印象的な「SWEET STICKY THING」風メロウソウル、「LULUH」。ちょっと油断してると痛い目に会うかも?な、クオリティです。


KAREN JONES / MY ROMANCE
(CAT)


アメリカの女性ジャズヴォーカリスト、カレン・ジョーンズ。公式サイトによると、今まで2枚のアルバムをリリースしているようですが、2006年の最新アルバムは「TAKE FIVE」「GIRL FROM IPANEMA」などジャズやボサノヴァの有名曲のカヴァー集という"有りがち"な作風になっています。ただ一曲だけ、KOOPの大名曲「SUMMER SUN」をカヴァーしていて驚きました。これがオリジナルを生音で仕上げた爽快感溢れる仕上がりになっていて素敵です。