2012年です、早いモノですでに一ヶ月経ちました。2011年は色々と大変なことがありましたが、その中にあっても、ステキな音楽は生まれ続けていましたネ。そんな訳で、今年も例年と同じく、『2011年、僕がよく聴いた作品』です。選考の基準、それはいつでも変わらず同じです、“良いメロディ”、“感動”、それだけです。それ以外には何もありません…。

Masao MARUYAMA (musique dessinee)

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Masao MARUYAMA (musique dessinee)



BESS ROGERS / BESS ROGERS PRESENTS BESS ROGERS
(production dessinee)


“な〜んにも気にしない”、“なーんにも悩まない”。そんな爽快な歌詞を乗せて突き進む名曲「I don’t worry」が最高なブルックリン在住の女性SSW、ベス・ロジャースの日本デビュー作。胸が空くような突き抜けたフィーリングは、雨後の筍状態の凡百のインディバンド達を軽?く蹴散らすほどのクオリティ。曲の良さだけで勝負出来る希有なアーティストなのです、彼女は。ギターも上手。


GIORGIO TUMA / IN THE MORNING WE'LL MEET
(production dessinee)


イタリアの“恥ずかしがり屋の”天才SSW、ジョルジオ・トゥマの圧倒的な世界観に触れてみて下さい。通算3作目になる本作『In The Morning We'll Meet』は、過去の2枚の傑作に見られたポップさが少し減退したかわりに、深く美しく、繊細で感動的なコンセプト・アルバムに仕上がりました。何度聴いてもその夢見心地の“ジョルジオ・ワールド”に惹き込まれる、不思議な映画のようなソフトポップの名作です。


RONALDO COTRIM / RONALDO COTRIM
(production dessinee)


胸にギュッと響き渡るような哀愁のメロディ達が素晴らしいのです。リオ・デ・ジャネイロを拠点に活動中の音楽プロデューサー、ホナウド・コトリムのソロ作は、程よい青臭さと切なげなメロディ達が絶妙の塩梅で融合した極上のMPB作品に仕上がっています。中でも、心地良いアコギの音色と穏やかなスキャットが溶け合った「Viagem」が名曲。スケールの大きさを感じさせる感動の1曲です。


SEWING PATTERN / SEWING PATTERN
(production dessinee)


優雅なストリングスのイントロから胸がトキメキます。オープニングを飾るマジカル・チェンバーポップ「Sugar Into Tea」がとにかく素晴らしい。シカゴ在住の女の子、アンジー・マーの一人ユニット、ソーイング・パターンの2ndアルバムは、インディポップと言う枠を越えてて輝くステキな1枚です。多彩なパターンで編まれた、カラフルなポップソング達は、とびきりお洒落でいつでもキラキラと輝いてます。


NORMANDO SANTOS / BALANCO COM BOSSA
(production dessinee)


奇跡のカムバック作と言ってしまって良いでしょう。1950年代にブラジルで起こった“ボサノヴァ・ムーヴメント”の中にいながら、不運にも大きく評価されることが無かった、ブラジルの男性SSWノルマンド。サントスが、2008年に秘かに吹き込んだのが本作です。何と言っても、1968年と1975年にフランスで吹き込まれた名曲「Balanco Com Bossa」が絶品です。めくるめくスキャットが昇天モノの衝撃の1曲。


EVERYBODY ELSE / WANDERLUST (production dessinee)

問答無用に込み上がる大名曲「Different」がとにかくシビれます…。LA在住のインディロックバンド、エヴリバディ・エルスの2ndアルバム『ワンダーラスト』は、全編がソリッドでポップで格好良いパワーポップ満載の逸品。そのルックスとかセンスとか、スゴく良いのですが、何と言っても肝心のソングライティングがズバ抜けてます。セルフ・プロデュース&3年越しで完成させた渾身の逸品です。


WHITE SHOES & THE COUPLES COMPANY / ALBUM VAKANSI (production dessinee)

お揃いの“白靴”がインパクトあり過ぎです。ちょっぴりレトロな雰囲気も絶妙の、インドネシアの男女6人組、ホワイト・シューズ・アンド・ザ・カップルズ・カンパニーの5年ぶりの2ndアルバム。タイトル通りの『ヴァカンス』をテーマにしたステキなコンセプトアルバムですが、抜群のポップセンスを軸に、ディスコやジャズのエッセンスを交え、インドネシア語で聴かせる摩訶不思議でお洒落な作品です。


CHO JUNG CHI / 美成年 戀愛史 (production dessinee)

ジャケットのイメージが強烈すぎますね。韓国の男性SSWチョ・ジョンチのソロデビュー作は、全編センスの良過ぎるボサ&ジャズを軸にした名作です。普段はヘビメタバンドなどでもギターを弾いていると言う凄腕ギタリストの彼のソロ作は、何を間違ったか“恋”にまつわる愛らしい仕上がり。穏やかなボサノヴァ「君と僕」、疾走サンバの大名曲「愛は一杯の焼酎」など、ハッキリ言ってスゴいです。


LIYANA FIZI / BETWEEN THE LINES (production dessinee)

マレーシアのトップ・インディバンド“エストレラ”のヴォーカリストとしても活躍した女性SSW、リヤナ・フィジーのソロデビュー作。容姿端麗な彼女は、そのソングライティングのセンスに加え、歌声も素晴らしいと言う、まさに非の打ち所が無い、才能の塊のようなアーティスト。本作は、そんな彼女が望む通りに作り上げられた極上のアコポップの傑作です。愛らしい“トゥルル?”コーラスが最高な「Light Writing」からほっこり楽しめます。


秋休み / 秋休み
(production dessinee)


掛け値無しにステキなポップソングだけが詰まった1枚です。韓国の男女2人組ユニット、秋休みのデビュー作は、切なくスウィートなメロディラインと、無垢な歌声が溶け合った、一点の曇りも無い名作です。かき鳴らされるアコギの音色が青空にとけ込んで行くような「真っ黄色と真っ赤の間」から最高ですが、何と言っても悲しくなるほど美しい名曲「時々狂おしいほど君を抱きしめたくなる時がある」が感動的。何度聴いても素晴らしい、コリアン・インディーポップの名盤です。