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秋と言えば、「美しい」季節です。特に四季が明確な地域の色彩の変化は、一年を通じて最も素敵かも知れません。本作「オータム・イン・パリ」は、イタリア人ピアニスト、MARCO DI MARCOの1970年のデビュー作。秋深まる11月、パリで録音された本作が、美しくも肌寒いパリの秋を描いたスケッチである事は、そのタイトルからも分かります。メランコリックなタイトル曲、小粋で切ない「LE CHAT QUI PECHE」の素敵なメロディは、乾燥した空気を、いつもほんのりと湿らせてくれます。 |
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秋と言えば、「ダンス」ですね。「TIGHTEN UP」のカヴァーは数々あれどラテン風カヴァーではこれがベストか。生き生きと躍動するパーカッションとホーンセクション、そしてあのベースラインを聴くと、つい体が動き出してしまいます。他にも、爽快なラテン・ジャズにアダプトされたA.C.JOBINの「WAVE」、そしてこれまたTIGHTEN UPの躍動感を拝借したようなグルーヴ・ナンバー「THE HORSE」の素晴らしさ!隅から隅までダンスの楽しさを体感できる一枚。 | |||||||||||||
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秋と言えば、「季節の変わり目」を実感させてくれる季節です。その名も「フォー・シーズンズ」と名乗るグループの美しいハーモニーもまた、季節の移り変わりの如く、肌に感じる心地よさを醸し出しています。数多の名演で知られるコール・ポーターの「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」。三分弱と短い中ですら、彼らは美しいピアノの響き、華麗なストリングス、抑制の効いたホーンとフランキー・ヴァリを中心とした清々しいハーモニーで、移り変わる四季をめくるめく描ききっているようです。 |
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秋と言えば、「ファッション」あるいは「モード」。フランスの有名なデザイナー、ピエール・カルダンは、ファッション・デザインだけでなく、インテリア・デザインやプロダクト・デザイン、さらに音楽レーベルまでも主宰していた。これは彼のレーベルからリリースされた1970年頃のシングル盤。「HEY! HEY! HEY!」はソフトロック風の疾走感溢れるビートにゴスペル風の大御所ヴォーカルが乗る名曲。スリーヴから察するに、ミュージカルの舞台のためのサウンドトラックかもしれない。 |
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秋と言えば、夏の間は短かった「髪が伸びてしまう」季節です。ジャケットの二人組の髪は夏の間も長かったんでしょうけど...。さて、彼らはSIDE Aの「GOLDEN CAGE」がイタロディスコの有名曲としても知られるユニットですが、深まりつつある秋にぴったりの「JUST FOR TWO TIMES」はさらに哀愁の名曲です。その優しくも湿り気を帯びた質感は、その風貌に反して、当時の良質のネオアコグループに通じる素敵なモノです。 |
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秋と言えば、「レコ屋巡り」が楽しいですね。これは以前スペインのマドリッドの地下にある巨大なレコ屋で手に入れた思い出のレコード。スペインでは割と有名な音楽家、AUGUSTO ALGUEROが米英のヒット曲をカヴァーしたイージーリスニング集(1973年リリース)・・・といっても、かなりグルーヴ感ある演奏も多いのです。バカラック「I SAY A LITTLE PRAYER」は女性コーラスも交えたダイナミックなカヴァー、ダイアナ・ロス&シュープリームス「LOVE CHILD」のファンキーなカヴァーも嬉しい。 |
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秋と言えば、その深まりに連れて美しく視界を彩る「枯葉」の季節です。「枯葉」と言えばシャンソンのスタンダードとして、多くの歌手に歌われ続ける名曲ですが、本作は高名なヴィブラフォン奏者MILT JACKSONがイタリアで、自らの肉声で吹き込んだ64年の貴重な録音。上手い下手よりも、その独特の枯れ具合と、小気味よくボサノヴァにアレンジされた現地のジャズマン達の渋い演奏で、深まる秋を表現しています。同じ秋の景色でも「紅葉」では無く、「枯葉」が思い浮かぶ名演です。 |
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秋と言えば、「食欲の秋」。夕食に美味しそうな料理が並ぶ楽しげな食卓を風景を想像します。これはジェリー・ウィリアムスが映画音楽テーマを再演したアルバム。たぶん1970年代のものだと思う。エンニオ・モリコーネ「ある夕食のテーブル(METTI UNA SERA A CENA)」収録。僕はこの曲のカヴァーがあれば手当たりしだい買ってしまうほど大好きな曲なのですが、このヴァージョンはアナログシンセの温かみのある音色が心地よいヴァージョンです。 |
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秋と言えば、「哀愁」を感じる季節です。まばゆい夏から秋への移り変わりは、誰の目にも明らかな風景の変化がありますが、聴く度に深まる秋、訪れる冬を感じさせる、旧ユーゴ出身のトランぺッター、DUSKO GOJKOVICの「SLAVIC MOOD」が紡ぎ出す風情は、まさに冷え込む季節の中で感じる事が出来る奥ゆかしい感覚です。1974年10月、ローマで録音された本作で聴ける演奏の格好良さが、目に見える景色の華麗さであるなら、言葉にし難い深い「哀愁」の感覚は、肌に感じる温度の低下の中で感じる「暖」の温かさに近いのかも知れません。 |
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秋と言えば、「旅行」するのに良い季節です。飛行機の窓から眺める秋の空もとても素晴らしいですね。この超チープな初期CGのテクノ感がぐっとくるジャケット、北欧スウェーデンのMIKAEL RABERG率いる20名近いビッグバンドの1985年の作品。バンマスMIKAEL RABERGはアレンジなどで指揮をふるう傍ら、トロンボーンも演奏している。「SAMBA CONCLUSION」というサンバの曲が尺も長くてフロア向け。分厚いブラスが圧倒的な迫力で迫ってくる名演です。 | |||||||||||||
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02,04,06,08,10: Toru WATANABE (pee-wee marquette) 01,03,05,07,09: Masao MARUYAMA (musique dessinee) |