2005.10
開店したばかりの温泉に入るのが好きだ。まだ誰も入ってない湯船に我先にとドボンと飛び込むのですが、何ともいえない開放感があるのですね。さらにあがった後で飲み物を飲みながらリラックスする、これがまた至福のひとときで。

今月のお題は「リラックス」。リラックスできるナンバー、リラックスに関係したアルバムやアーティスト・・・リラックスとは無縁のアルバムとかも入ってるのですが、まぁ、リラックスしながら選んだセレクションということでどうかお許しを。

PS:オルガンバー10周年おめでとうございます!




GIANNI MARCHETTI / THE WILD EYE (RCA)

1968年のイタリア映画「野生の眼」のサントラ盤。62年の衝撃作「世界残酷物語」のヒットを受けてアメリカ等にも輸入された、所謂「残酷物」の作品です。この手の作品はその映画の内容に関わらず妙に音楽が美しい物が多くて楽しめますが、GIANNI MARCHETTIが手掛けた本作も儚くリラックスした好曲を収録しています。I CANTORI MODERNIの華麗なスキャットも優雅に響く「MEETING WITH BARBARA」、同じく華麗なワルツの「DON'T GO AWAY」など特に素敵です。



BUGS BUNNY / COMES TO LONDON (MFP)

うさぎのバックス・バニー、ロンドンへ行く。バックス・バニーのレコードはいろいろ出ているけど、この1973年のMFP盤は子供向けのレコードながら、キャッチーで踊れるナンバー&声ネタを多数収録している。「THE BUNNY HOP」「LONDON OH LONDON」は跳ねたリズムにムシ声ヴォーカルもフィーチャーした楽しいファンキーナンバー、「LONDON, HERE I AM」はグルーヴィ・ソフトロック。曲間に挿入される声ネタもとても楽しいですね。



TAKASHI MIZUHASHI / ONLY TRUST YOUR HEART (RCA)

ジャズベーシスト水橋孝氏が、ピアノに市川秀男氏、ドラムにジョージ大塚氏と言う布陣で76年に録音した逸品。リーダーがベースと言う事もあり、どこかリラックスした雰囲気が漂います。市川氏のオリジナル曲「LADY T」等で聴けるテンション高めの華麗なモーダルもかなり格好良いのですが、まるで鼻歌でも歌ってるかのようなのんびりしたベースが、ゆったりしたロック調のビートに乗るタイトル曲が何とも言えない摩訶不思議なリラックス感で楽しめます。



CLAUDE LEVEILLEE / FREDERIC NO.2 (LEKO)

フランスの男性シンガー・ソングライター、CLAUDE LEVEILLEE。ジャケットの煙草を燻らすシルエットの写真がダンディズム溢れてます。これはLEKOという見知らぬレーベルでのセカンドアルバム。フランシス・レイのデビュー盤のようなシックなトーンを持った作風の中、「UNE PETITE FLEUR」がやるせなくコードチェンジを繰り返す、とても美しいメロディのボサノヴァ曲で素晴らしい。爽やかに駆け抜ける「C'EST MOI QUI CE SOUR」もグレイト。



MOP MOP / THE 11TH PILL (TAM TAM STUDIO)

NICOLA CONTEやGERARDO FRISINA等の現在進行形の華麗なジャズ作品が続々と登場する中、どこかのほほんとした雰囲気も感じさせるイタリアンジャズ作品。ヴィブラフォン&ピアノにリズム隊と言うオーソドックスな編成、親しみ易いグループ名、シンプルなアートワークからして緩い空気が流れていますが、意外にも面子は各々でもグループを率いてるような強者揃い。ラテン風、ボサ風とかダンサブルに決めるところは決めつつも、リラックスしたタイトル曲等でその懐の深さを見せてくれます。



COLETTE CHEVROT / QUE TOI (FESTIVAL)

フォトジェニックなフランスのお姉さま、COLETTE CHEVROTのコンパクト盤。特筆すべきはPAUL PIOTのオーケストレーションも冴えた「MOI JAIME」。フォービートとツービートの中間のようなアップテンポなリズムに彼女のヴォーカル、更には後ろにキャッチーなコーラス隊とホーンセクション・・・各々のエレメンツが揃った好ナンバーです。イエイエ調の「QUE TOI」もマイナーコードにダブル・ヴォーカル印象的です。



CARLO ANDREI / MAH-NA-MAH-NA (POLYDOR)

当時世界中の国々を例の驚愕のフレーズによって席巻したと思しき「マナマナ」。言うに及ばず中南米第3位の面積を誇るメキシコにもその毒気に当てられたミュージシャンが居ました。このCARLO ANDREIさんがどんな人で、どんな気持ちでこの曲を取り上げたかは良く分りませんが、まるでやる気が感じ取れません。割と歯切れの良いオルガンの伴奏について行くのが精一杯、と言った趣で例のスキャットを聴かせてくれます。きっと録音時には鼻の穴にティッシュでも詰まってたのでしょう。



THE STRANGERS / AMAIAMAI (DECCA)

これもマナマナです。ストレンジャーという男性4人組。これはベルギー盤なんだけど、ベルギーのグループなのかな?さっぱり分かりません。「AMAIAMAI」は「マナマナ」のカヴァー・・・というか替え歌です。「マナマナ」を「アマイアマイ」と歌ってるんだけど、日本人の耳にはどうしても「甘い甘い」と聞こえてしまう。ぼく「マナマナ」好きでいろいろ集めていますが、これは日本人の琴線に触れる変なヴァージョンです。ジャケットもヘンテコ。



HIGH LLAMAS / HAWAII (ALPACA PARK)

のどかなジャケもとても素敵なハイラマズの2NDアルバム。オープニングからして寝起きに良さそうな緩やかなフレーズがループしてて、二度寝必至の危険な逸品ですが、柔らかく、フワフワとした楽曲に優雅なストリングス、バンジョー、ムーグ等の音色も絶妙です。そんな訳で2枚組のLPで聴くよりも、CDを延々とループさせて聴くのが最高にリラクシン。 とりわけ「PEPPY」のイントロにはいつもドキッとさせられます、そして何度も何度も聴き入ってしまいます。



SHAKE / RIEN N'EST PLUS BEAU QUE L'AMO (ABLE)

見たからにアジア系の顔つきのあんちゃんなのですが、タイトルは何故かフランス語。このシェイクという男性歌手はカナダのフランス語圏から出ている、いわゆるフレンチカナディアンの男性歌手なのです。1978年リリースの本作、オープニングのタイトル曲が素晴らしい。ボッサソウル風のリズムにキラキラ輝くようなアコギのカッティング。明らかにグレイス・ジョーンスの「LA VIE EN ROSE」のパクリなのですが・・・いい曲ですね。




02,04,06,08,10: Toru WATANABE (pee-wee marquette)
01,03,05,07,09: Masao MARUYAMA (musique dessinee)