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女性ジャズ・ヴォーカリスト、マージョリー・マッコイの1967年リリースのアルバム。ジャケが素敵。VIVAという米西海岸のレーベルからリリースされている。トミー・オリヴァーのアレンジ/プロデュースするクールなジャズナンバーが目白押しの本作。センチメンタルなボサノヴァ・アレンジの名曲「ON GREEN DOLPHIN STREET」、クラブプレイするならダイナミックな急速調ビッグバンドジャズ「BAUBLES, BAUGLES & BEADS」がオススメ。 |
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フィラデルフィアのローカルシンガーにして、自ら作曲し、キーボード、トロンボーンまでも操る才人JOHN MINNIS'が(恐らく79年)残した『CLASSIC-I』でのライブ録音。細やかな情感までもがダイレクトに伝わる素晴しい1枚です。JOHNの魂のこもった歌唱は程よくソウルフルで、演奏もタイト。彼のオリジナルの極上ソウル「I WANT YOUR LOVE」、古くから人気の高いダンサー「I FOUND OUT」等最高ですが、個人的には否応なく込み上がるSTEVIE WONDERの「LOVE'S IN NEED OF LOVE TODAY」がベスト。抑制の効いたホーンが奏でるフレーズとセンチメンタルなヴォーカルが心の奥底まで響きます。 |
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1970年のブロードウェイ・ミュージカルのサントラ。安いレコードだけど、注目されないのがもったいない素晴らしいアルバムです。爽やかなメロディの「DREAM BABIES」や速いテンポのR&Bナンバー「LIGHT SINGS」「THIS WORLD」。動き回るベースラインに高揚するメロディ、ミュージカルならではのゴスペル風コーラスにテンション上がりっぱなしです。まるでハリー・ベッツの『FANTASTIC PLASTIC MACHINE』のサントラからサーフの要素を抜いたような感じです。 |
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1976年のイタリア映画『CALAMO』のサントラLP。恐らく日本では当時公開されていないと思われますが、音楽はマカロニ・ウェスタン諸作でも知られるCLAUDIO TALLINOによる物。このLPに関しては何と言っても見開いた状態のジャケットのアートワークの格好良さに尽きるのですが、音楽的にもセンチメンタルなメロディとタイトなリズムが程よく溶け合う「SMOKE GETS IN YOUR HEAD」、「LONE STEPBROTHER」が素晴しい。特に後者は美しいピアノと悲愴感溢れるストリングスに、良く動くベースライン&サクっと打ったビートが絡むミディアムテンポの名曲。哀愁の女性コーラスも涙を誘います。 |
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イージーイスニング作品を死ぬほど作ってるフランスの編曲家/コンダクター、カラヴェリの1967年のコンパクト盤。この人はゆるゆるのイージーリスニングに混じって、ミシェル・フーガンの「LA FETE」とかをカヴァーしてたりするので侮れないのですが、ここでは『ロシュフォールの恋人たち』の「双子姉妹の歌」をカヴァーしている。混成ヴォーカル/スキャットと早いジャズアレンジがオリジナルとは違ったこの曲の魅力を感じさせます。 |
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美しい海岸が印象的な、ブラジルはバイーア州イリェウス出身のSSW、SAUL BARBOSAの84年の自主制作盤。清々しいギターと独特のシンセサイザーの使い方のせいか、そのサウンドはどことなく不思議な浮遊感に満ち溢れています。全体を貫くその雰囲気に加え、LO BORGES等にも通じる、胸を締めつけるようなセンチメンタルなメロディも癖になります。ワルツとボサノヴァをかけ合わせたようなリズムの上で可憐な女性ヴォーカルが歌う名曲「SAO JORGE DOS ILHEUS」がその顕著な例で、そのサビ部分は何時聴いても胸を締めつけられます。 |
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イタリアのコケティッシュな女性シンガー、ジリオラ・チンクエッティの1969年のシングル盤。A面「LA PIOGGIA」は「雨」というタイトルでリリース当時の日本でもヒットしたらしい。でも、今の日本ではフランス・ギャルのカヴァーの方が人気かも。そしてB面「ZERO IN AMOUR」、これがブレイク入りグルーヴ・ナンバーでフロア受け抜群。メロディは日本の歌謡曲のようですけどね。ちなみにこれとほぼ同じジャケで「ZERO IN AMOUR」が入ってない盤もあるので御用心。 |
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日・米に負けない位にイタリアのテレビ番組は低俗な物が多いそうです。(これは完璧なこじつけですが(笑))そんな文化背景故にイタリアには莫大な数のライブラリーミュージック(はTVやラジオのBGM専門の音楽です)が存在したのでしょう。ジャケットが絵に書いたように意味不明なこの盤も謎の1枚。恐らくは70年代後半の物ですが、BGMで使うには異常な位にリズムが強い。取り分け「BIKE」,「OBSTINACY」の2曲がファンキーですが、タフなリズムとは裏腹にセンチメンタルなメロディを奏でるキーボードが妙に心地良くフロアに映えます。 |
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ムスターシュというフランスの男性シンガーの1979年作。以前紹介したアンリ・サルヴァドール肝いりのファニーな男性歌手と同一人物だと思うんだけど・・・真偽の程は不明です。で、このアルバム、気の置けない仲間たちでリラックスして制作されたのが良くわかる録音。「C'EST SI BON」「LA VIE EN ROSE」など有名なシャンソンやジャズナンバーを楽しげに演奏している。メンバーの中にはザニーニの姿も見えますね。 |
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JAMEY AEBERSOLD氏が手掛ける、現在もCDでリリースされ続けるUSの長寿ジャズ教則シリーズの1枚。「ワン、トゥ、スリー、フォー」の掛け声で始まる音楽初心者にとても親切なレコードです(笑)。勿論リスニング用としても優れた物が多く、この『TIME TO PLAY MUSIC!』に収録されている名曲「ESSENCE」は技術面以上に、その優しいメロディで音楽の素晴しさを教えてくれます。シンプルなピアノトリオで奏でられるゆったりした曲ですが、無駄を一切削ぎ落とした極上にメロウで、ちょっとセンチメンタルな時間を提供してくれます。 |
01,03,05,07,09: Toru WATANABE (pee-wee marquette) 02,05,07,08,10: Masao MARUYAMA (musique dessinee) |