|
旧東ドイツのアミーガ・レーベルからジャケットも可愛いキャッチーなソウル〜ファンキー・ジャズの傑作。クラウス・レンズはMANFRED KRUGのプロデュースとかも手掛けているアレンジャー/バンドマスター。この1970年作はグルーヴィーなソウルジャズの他にポップなヴォーカル入りの曲もある。名曲揃いだけど、特にアッパーなヴォーカルナンバー「SEI SO, DAS ICH DISH LIEBEN KANN」はかなり今風な『クール』なサウンドでかっこいい。 |
|||||||||||||
|
『クール』という言葉がこれほど当てはまるレコードも他には無いであろう1枚。TELEXやLIO等の諸作で知られるベルギー人MARC MOULINが1970年代に率いたのがこのPLACEBO。その緻密に計算された一つ一つの音像が圧倒的な作品で、冒頭の「INNER CITY BLUES」のカヴァーから地を這うような極上のベースラインと震えるエレピで迫ります。ヒップホップビートと圧倒的なキーボードさばきが失禁物の「HUMPTY DUMPTY」、「YOU GOT ME HUMMIN'」のカヴァー等、彼等が残した3枚の作品はいずれも極上の『クール』さを備えた秀作。 | |||||||||||||
|
フランスのピアニスト、ジーン・サラ率いる男性三人組のシングル。「BONJOUR LA TOUR」はファンキーなブレイクビーツと力強いピアノのリフに導かれて、爽やかなメロディーが映える素晴らしいナンバー。男女混声の分厚いヴォーカルはさながら《爽やかなミシェル・フーガン》という感じです。ジャケットの『クール』なエッフェル塔のイラスト、その背景にパリの抜けるような青空が浮かび上がってきそうな、フランス産グルーヴィー・ソフトロックの名曲。 |
|||||||||||||
|
後にAZIMUTHを結成するブラジル人キーボード奏者JOSE ROBERTO BERTRAMIが1970年に自身のプレイするオルガンをふんだんにフィーチャーしてリリースした傑作。同じオルガンでも有名なWALTER WANDERLEYやED LINCORN等とは対極に位置するスタジオミュージシャンらしい仕上がり。豪快なドラムブレイクとキャッチーなコーラスが楽しいアーチーズのヒット曲「JINGLE,JANGLE」のカヴァーや自作のファンキーインスト「MON AMI」等素晴しいですが、滑らかなオルガンの音色とヒップホップ的ビートの「DIAMANTE COR DE ROSA」が余りにも『クール』。 |
|||||||||||||
|
ポーランドの男女ヴォーカル・デュオ。以前、彼らの1960年代の作品を紹介しましたが、この1971年作はポップスやソウルの空気感を吸収したクラビーな一枚。「WE HAVE NOTHING」はトニー・ハッチ「I MUST KNOW」タイプのアップリフティングなポップジャズ。「ABSENT SUMMER」は格調高いピアノとファンキーなリズムのギャップが凄いことになってます。そして『クール』なジャズワルツ「I'LL TAKE YOU INTO LOVE」も最高。他も良い曲多いです。 |
|||||||||||||
|
イタリアのサックス奏者HUGO HEREDIAといえば、パーカッション奏者MANDRAKEとの共演盤でも知られる名プレイヤー。その彼が75年に(恐らくは)何かのテレビ番組の為に残したと思われる7'。アコースティックギターが軽快に刻まれるイントロから幻想的なたたずまいと可愛らしさを持ち合わせた女性コーラス、HUGOのフルートが心地よく絡み合うモーダルなジャズワルツ「ENCANTADO」が『クール』な出来。中盤のサックスのソロでは息使いまで聴こえて来そうです。 |
|||||||||||||
|
北欧のブロンド・ガール、アグネッタ・フォルツコグの1969年のセカンドアルバム。彼女は後にアバのヴォーカリストとして一躍時の人となるわけですが、ここではその片鱗ともいえる華やかなヴォーカルを堪能できます。エレキギターのリフから始まる「GE DEJ TILL TALS」はアップリフティングなグルーヴィー・ソフトロックの最高峰ともいえる素晴らしいナンバー。さらに「UP UP AND AWAY」風の「GE DEJ TILL TALS」も絶品です。 |
|||||||||||||
|
オランダはアムステルダムを中心に活動するユニットPERQUSITEの通算3作目となる作品。サックス奏者BENJAMIN HERMANとの衝撃的な2001年のデビューEPは、まさにジャズヒップホップな名盤で、その後やや現代的なジャズ寄りの音作りに接近したユニットNORTH WEST METROPOLISを経てリリースされたのがこのEP。同じくオランダのMC兼ヴォーカリストPETE PHILLYのスムースなライミングも最高な「EAGER」が最高に『クール』な出来、流麗なピアノのループにもの悲しいサビ部分のフレーズも心地よくどこまでも伸びて行きます。 |
|||||||||||||
|
フランスの実験音楽レーベル、PROSPECTIVE 21E SIECLE。1960年代から全部で数十枚のリリースがあるのですが、その全てがピカピカに輝くホログラフィックな銀色ジャケが『クール』です。僕は新しい銀ジャケを見つける度にレーベル買いしてしまうのでした。ピエール・アンリもここから何枚か出していますが、本作はJEAN GILLOUによる宇宙船アポロ8号をモチーフにしたスペイシーな実験音楽。緊張感の張り詰めた音像に耳を奪われます。 |
|||||||||||||
|
手掛けた作品の多さとその才能から良く知られる、日本が誇る作曲家/ジャズピアニスト大野雄二氏が見いだした黒人女性シンガー、アン・ヤングの初のリーダーアルバム。彼女に関しては良く知られていないようですが、そのディープで表現力豊かなヴォーカルと大野氏が本気でジャズに取り組んだバッキングは極めて『クール』。小気味良く滑り出す「OLD DEVIL MOON」、ジャズクラシック「SPEAK LOW」、ヴォーカルとピアノの掛合いが楽しい「I ONLY HAVE EYES FOR YOU」等、日本で録音されたジャズ作品の中でも間違い無くトップクラスでしょう。 | |||||||||||||
![]() |
||
|
01,03,05,07,09: Toru WATANABE (pee-wee marquette) 02,04,06,08,10: Masao MARUYAMA (musique dessinee) |