2003.2
いやー、寒いですね。毎日こうも寒いと、アツアツの鍋に熱燗なんてのが恋しくなります。または体を動かしてポカポカ温まりたいものです。何をして体を動かすかというと・・・やっぱりダンスですか。

今月のお題は「ダンス」。ダンスに関するレコード、ダンスしてるジャケット、もっと言うとダンスのための音楽。聴いているとつい身体が動き出して体がポカポカ、そんな感じのダンスなレコードを一挙紹介でございます。




THE LAZY LATINS / LAZY LATIN (MORGAN)

以前ダンカン・ラモンの『SUMMER SAMBAS』というアルバムを紹介しましたが、これは彼がプロデュースした1968年作。タイトルは「気だるいラテン」だけど、内容はフロアを華々しく彩るグルーヴィー&ラウンジーなボサノヴァ〜ラテンナンバー。全曲ヴォーカルやスキャットが入っていて、クレジットには無いのですがここでスキャットを披露しているのは同じMORGANレーベルからかの名盤を出しているバーバラ・ムーアではないか?まさに裏ヴォイシズ・イン・ラテンな名盤!



UNDER POMPELMO / GIULIANO SORGINI (MONTECALRO)

その昔、このジャケットのアートワークをそのまんま使ってるIRMAのコンピ(かな?)が在りましたが、これはその元ネタになっているイタリアン・ライブラリーの名盤にして(超)レア盤です。言うに及ばずパクりたくなるジャケットが最高なんですが、SIDE Aの16分にも及ぶグルーヴィーなナンバー(ブレイク入り)やいかにもイタリアンなヒャラヒャラ言ってるオルガンが良い感じのブレイクビーツ「HONDA」等、内容も素晴しい1枚。いかにもオルガニストの作品という趣。



MARK DUVAL AND HIS MUSIC / LIGHT AND BRIGHT (CHAPPELL)

英国のチャペルから"軽やかで明るい"ライブラリー・ミュージック。この頃のチャペルの作品はこんな感じのダンスしてるジャケットが多いですね。アルバム冒頭の「HAPPY DAYS」は女声スキャットが炸裂する高速ハッピーチューン。さらに「HOLIDAY IN THE SKY」という曲が最高で、グルーヴ感のあるサンバ・リズムに二本のフルートが甘美なハーモニーを奏でる名曲。フルートを大フィーチャーしたロジャー・ウェッブ作「THE HAPPY FLUTE」もナイス。



PETER JACQUES BAND / LET'S DANCE (PHILIPS)

「さぁ踊りましょう」という最高なタイトルのスイスのキーボーディスト/コンポーザーの1枚。先月紹介した女性ヴォーカリストPIERA MARTELLのLPでもアレンジを手掛けたPETER JACQUES、ここでの聴き処は爽やかなボッサアレンジの施されたスティーヴィー・ワンダー「YOU'RE THE SUNSHINE OF MY LIFE」の女性ヴォーカルによるメロウカヴァーでしょう。溶けそうなナイスアレンジ、バンドのお揃いの水色の衣装のように爽やかです。



ED KENNEDY / ED KENNEDY (AMC)

ブラジルのエド・ケネディーの1973年のアルバム。この人のこと詳細不明ですが、オルガン奏者エド・リンカーン覆面グループ"DE SAVOYA COMBO"のアルバムの曲と重なったりしてます。ピエロ・ウミリアーニ作「MAH-NA-MAH-NA」はファニーな男性スキャットが楽しい。コンピにも入ってたマッシヴなダンス・ナンバー「JOGARAM O CAXANGA」。そしてベリー・リップマン作「THE GIRLS FROM PARAMARIBO」の輝きに満ちたアレンジの素晴らしさ!



CARTE BLANCHE / GET UP GET ON YOUR FEET (PYE)

ダンスと言えばディスコでしょう(そうなの?)。趣味の良すぎるジャケットが素晴しすぎなインターナショナル・ディスコヒットな1枚ですが、イントロのドラムブレイクの抜けの良さとか、キュートな女性ヴォーカルの「フーフーッ!」な掛け声とか、盛り上がりパーツをふんだんにちりばめた、ジャケ良し、音良しの好盤、そして安い。



LASSE SAMUELSON / DISCO-DANCE-PARTY (FOUR LEAF)

スウェーデンのLASSE SAMUELSONのディスコ&ダンスなアルバム。ジャケットの女性はモデルさんかな?映画『スターウォーズ』『マッシュ』『シェルブールの雨傘』とかの曲をディスコティークなアレンジでカヴァーしてます。特に好きなのがスティーヴィー・ワンダー「SIR DUKE」のカヴァー、そして彼のオリジナル曲「SUNNYBOUND」。特に後者はパーカッシヴで鳴りの良いドラムの音がかっこ良くて、ダンス・フロアでも映えることでしょう。



GLORIA PAUL / FORSE MAI (MIURA)

カラフルでサイケで中途半端なお色気が何とも言い難いイタリアン・ラテンジャズ・ヴォーカルの7'。以前紹介したベルギーのMARIAN RUXELLという女性ヴォーカリストが取りあげていた「NEVER MIND」という曲と同じ曲のイタリア語カヴァーです。ジャケの雰囲気からも分かるように、こっちの方が気持ち明るく陽気な感じで、ゆったりとしたダンスには向いてる気がします。



LOS PAJAROS / CARINOSAMENTE (PHILIPS)

二人のヴェネズエラ人と二人のコロンビア人によって結成された女性四人組LOS PAJAROS。"鳥"という意味だそうです。音的にはスパニッシュやカリプソやマンボやサンバとかがミックスされた中南米音楽。録音は1960年代後半かな?「TURUBAO DE LOS PAJAROS」という曲が良い。アルデマロ・ロメロのようなオンダ・ヌエヴァな6拍子ボッサに映えるクアルテート・エン・シーのようなコーラスワーク。でも、オンダ・ヌエヴァってダンスしにくいですねぇー。



TED ATKING AND HIS ORCHESTRA / POP MUSIC FOR DANCING (CONCERT HALL)

「ダンスの為のポップミュージック」。まさに!って感じの素晴しいタイトルのフランス産のグルーヴィーなインスト集。「ダンスとムード」の音楽でお馴染み(?)のフランスのライブラリーCHAPPELLにも変名で登場している彼ですが、ここではフレンチ版ソウルフル・ストラットな趣の「SUMMER SONG」や、疾走するオーケストラナンバー「I FEEL WARM」、しゃきっとしたオルガンが鳴る「BUSINESS IS BUSINEE」等、ダンスの為の楽曲が揃っています。




01,03,05,07,09: Toru WATANABE (pee-wee marquette)
02,04,06,08,10: Masao MARUYAMA (disques dessinee)