今月の10曲
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【今年も小西康陽さんをお招きしてプレカツ大感謝祭を盛大に開催!】

昨年12月、稀代のレコード番長にして音楽プロデューサー、そしてa.k.a. DJギャラガーとしても大活躍の小西康陽さんをお迎えし、平日と思えない盛り上がりを見せたPremium Cuts presents FAIRGROUNDの年末大感謝祭。今年もいよいよ12月5日の水曜日に開催します!ノエル&ギャラガー仕込みのクイック・カット・ミックスを聴かしていただけるのか? 恒例となる小西さんとの朝方BACK TO BACK対決を今年は誰が務めるのか? 興味の尽きない楽しい年の瀬の一夜になること受け合いです。もちろん鈴木雅尭セレクトによる最新オリジナルCDのプレゼントも先着30名様に進呈。今年は初出しクリスマスソング特集になります。ぜひお早めにお越しください!
12/5 wed. Premium Cuts presents FAIRGROUND-年忘れ大感謝祭-
ゲストDJ: 小西康陽
DJS: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, J.A.G.U.A.R., maico
21:00 open 2000円/1d (24時までご入場の方1000円)
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルCDプレゼント! ※12月生まれの方入場無料!
【猫沢エミ&スフィンクスREMIX12"、いよいよリリース】

CDアルバムもiTunes配信も好評のアルバム『猫沢エミ&スフィンクス/PYRAMIDIA』。その冒頭を飾る野心的なジャズ・ナンバー「Syncopation」を、ジャズDJ三浦 信が渾身のREMIX。JABBERLOOP、TR4THといった気鋭のバンドのメンバーをfeat.し、フロア・ユースでスタイリッシュな4ビート・ジャズ・ブレイクに仕上げました。そしてSIDE Bには同アルバムに収録された「Rontgen」と「Le Tourbillon」をボトムを強化して12インチ用に再ミックス。猫沢エミ ソロ時代を代表する人気フリーソウル・ナンバーと、エイプリル・セットver.でも人気のジャズボッサ・ナンバーが、よりGROOVYに変化を遂げました。カッティングが若干押していて年明け1月のリリースになりそうですが、また日程詳細が見えましたらこのコーナーやTwitterなどでお知らせいたします。ぜひお楽しみに!
EMI NECOZAWA & SPHINX REMIX EP 12"
(disques monoprix)
SIDE A:
SYNCOPATION (BONZOUR SA:GAN mix)
remixed by Makoto Miura

SIDE B:
Rontgen (12"mix)
Le Tourbillon (12"mix)
mixed by Masanori Suzuki (April Set)
【オルガンバー17周年アニバーサリー、大盛況でした!】

最終日に須永辰緒さんもMCで振り返っていられたように、立ち上げから辰緒さんがプロデュースを担当されて、いわゆるCLUB SOUNDというものにこだわらない選曲で小箱として独自のポジションを築いていった立ち上げからの7年間、それからHIPHOPやREGGAEなどパーティーのジャンルも広がっていき、さまざまな名だたるDJ、ミュージシャンの方々も出演されてさらにその名を全国に知らしめていったオルガンバー。この17年間に関わってきた、あるいは今現在楽しいパーティーを開催している多数のアーティストが参加し、今年も4日間盛大にアニバーサリー・パーティーが開催されました。先だってはオルガンバーで長らく続けさせてもらってきたブルーカフェの13周年もDJ MARCYさんとSMALL CIRCLE OF FRIENDSに参加していただき無事に開催することが出来、目出たいアニバーサリーが続いて感慨もひとしおでした。オルガンバーが自由なスタンスの音楽の発信地としてますます発展していくことを心よりお祈り申し上げます。おめでとうございました!
僕も追加発注しました17周年記念Tシャツ。ナッシング・バット・ザ・ナイトクラブ!
毎月第1水曜日【PREMIUM CUTS presents FAIRGROUND】

12/5 wed.
Premium Cuts presents FAIRGROUND -年忘れ大感謝祭-
DJS: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, J.A.G.U.A.R., maico
21:00 open 2000円/1d (24時までご入場の方1000円)
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルCDプレゼント!
※12月生まれの方入場無料!

2013/2/6 wed.
Premium Cuts presents FAIRGROUND
DJS: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, J.A.G.U.A.R., maico
21:00 open 2000円/1d (24時までご入場の方1000円)
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルCDプレゼント!
※2月生まれの方入場無料!
TWISTE ET CHANTE
V.A. / IT'S A BLACKBEAN AND PLACENTA CHRISTMAS
(BBPTC) LP

ネオアコ、インディ・ポップのアーティストたちによるクリスマス・コンピレーション。ワム!の定番ナンバー「LAST CHRISTMAS」をスウェーデンのネオアコ・バンド シャーマンズがカヴァーしていて、それがモロにフィル・スペクター的ウォール・オブ・サウンドなアレンジで最高。音質自体は必ずしも充分な高音質ではないものの、その志は存分に伝わってくる。とても心地よくセンチメンタルなナイス・カヴァー。他の曲も粒ぞろいです。
JIMMY EAT WORLD / LAST CHRISTMAS
(BETTER LOOKING) 7"

「LAST CHRISTMAS」のカヴァーものをもう一枚。1993年にアリゾナで結成され96年にはもうメジャーデビューを果たし、一躍人気者となった4人組USロック・バンド ジミー・イート・バンド。これは2001年にリリースされたアルバム『JIMMY EAT WORLD』に収録された2曲を収録した7インチ・シングルです。上記シャーマンズに比べるとこちらはよりDJフレンドリーなダンスポップ仕様。B面は内省的な「FIRESTARTER」。
SAINT ETIENNE / XMAS '11 EP
(HEAVENRY) 7"

2010年にファンクラブ主導でリリースされたらしい、ロンドンの人気ユニット、セント・エティエンヌのかなりレアリティの高いクリスマス・アルバム『A GLIMPS OF STOCKING』。本作はそこからのアナログ・マキシ・シングルで、ヴァラエティに富んだ4曲を収録しています。ダンス・ビートな「NO CURE FOR THE COMMON CHRISTMAS」、上記シャーマンズにも通じるキラキラ・ポップな「WELCOME HOME」などなど。
SHE & HIM / A VERY SHE & HIM CHRISTMAS
(MERGE) LP

映画『(500)日のサマー』に主演して日本でも人気を得た若手女優ズーイー(ゾーイー)・デシャネルと、何枚ものソロ・アルバムをリリースしている実力派のシンガー・ソング・ギタリスト マット・ウォードによるデュオが昨年のクリスマスにリリースしたハート・ウォーミングなアルバム。どこかノスタルジックでドリーミー。「CHRISTMAS WISH」や「BLUE CHRISTMAS」、「BABY, IT'S COLD OUTSIDE」など素敵なカヴァー満載。
MARY LOVE-COMER / HIS SERVANT AM I
(CO LOVE) LP

1988年ロスアンジェルス産のフィメール・ソウル盤。毎度うとくて申し訳ありませんが、この女性シンガーのことも全然知りませんでした。このアルバムの前年リリースのナンバー「COME OUT OF THE SANDBOX」が英国KENTレーベルからリイシューされているみたいです。アルバムを通してもハイライトと言える出来になっているのが「THIS CHRISTMAS I'M SAVED」。「諸人こぞりて」を引用した傑作モダンソウルです。
KID CREOLE & THE COCONUTS / CHRISTMAS IN B'DILLI BAY WITH
(ZE RECORDS) 7"

ファンク、ラテン、ディスコなどをミクスチャーした"ファンカラティーナ"で世界のダンス・ポップ・シーンを席巻したグループ、キッド・クレオール&ザ・ココナッツ。「IF YOU WANNA BE HAPPY」など日本でもCLUB黎明期からよくプレイされていましたね。本作は82年のクリスマス7インチで、ゆったりレゲエな「DEAR ADDY」やライト・ディスコな「NO FISH TODAY」などを収録。クリスマスだからか、他作よりヒネクレ度は控えめです。
THE OSMONDS / CHRISTMAS HOLIDAY
(DENON) LP

レコーディングはラスヴェガス。バッキングはドン・ランディ(ピアノ)を始めとする名うてのセッションメン。しかしアレンジャーは服部克久で、れっきとした日本主導のクリスマス・アルバムで邦題は『オズモンド・ブラザースと楽しいクリスマス』。ソフトロックな「SANTA NO CHIMNEY」、メロウ・ボッサな「THIS CHRISTMAS EVE」、ゆったりスウィングな「WINTER WONDERLAND」など、爽やかナンバー満載です。
V.A. / INFORMARTIVA (ELECTRONIC SOUND TRACKS)
(VRRMMM) LP

イタリアのライブラリー・アルバム。R.RIZZATI、CORFULL、R.SPERDUTI、MIGLIOLIなどなどさまざまな作家の名前が並んでいますが、ライブラリー盤の常で本名かどうかも怪しいです。タイトルの通りシンセやテープ・コラージュなどのストレンジなトラックが並びますが、なぜか「TERMINAL'700」という曲が、クリスマス・ミックスに仕込んでもとてもしっくり来る、ダバダバ・スキャットの華麗なバロックTUNEになっています。
V.A. / THE CORPORATE IMAGE, CANADIAN BRASS ETC.
(CBC) LP

カナディアン・ブロードキャスティング・コーポレーション(カナダ国営放送)制作によるクリスマス・コンピレーション・アルバムで、表題以外にPLUMBER UNION、BUD HENDERSONの計4組が4〜6曲ずつ参加しています。この時期のリスニングにぴったりの静かめな掌篇が並ぶなか、THE CORPORATE IMAGEというコーラス・グループによる「CHRISTMAS CHILD」というナンバーがソフトロックとして聴けるGROOVE TUNEです。
GUIDO BASSO / CHRISTMAS TODAY
(CAMDEN) LP

カナダのジャズ〜エンターテインメント界の重要人物として何枚ものアルバムをリリースしているグィード・バッソが1968年に録音したクリスマス・アルバム。ジミー・デイルなども参加し、サンシャイン・ポップ、イージー・ジャズ、ボッサ、ソフトロックなどさまざまなスタイルでセンスよく仕上げています。とりわけ「トリステーザ」のフレーズも飛び出すヴォーカル・ジャズサンバ「WHAT ARE YOU DOING NEW YEAR7S EVE?」が秀逸。
【FAIRGROUD CREWの選ぶ今月の一枚 aimie 編】

SWINGIN' GIRLS UND DAS ORCHESTER HEINTZ KRETZSCHMAR / SWINGIN' GIRLS VOL.2
(BOSWORTH RECORDED MUSIC) LP

HEINTZ KRETZSCHMARは70'Sのドイツのライブラリー音源ではかなり参加率の高いアーティストのようです。BERRY LIPMANやDUSKO GOJKOVICなどにもいくつか参加していました。そして、この本人名義のアルバムでは「WHISPERING」をこれぞキャッチー&ハッピーにカヴァー。SWINGIN' GIRLSなる女性コーラスグループにたたみ込むように入るホーンセクション、スウィンギンで軽快なリズム、シンプルだけどかわいらしいメロディーに合わせたピアノのフレーズもフロアをより一層幸福感で包み込んでくれます。SWINGIN' GIRLSもHEINTZ KRETZSCHMARもまだまだいい曲が眠っているはずっ!!そんな希望と期待に胸が膨らむ1曲。