今月の10曲
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【猫沢エミ&スフィンクス『PYRAMIDIA』 3/7リリース】

当初の予定から一週間とちょっとずれ込みましたが、いよいよこの3月7日、猫沢エミ として実に10年振り、そして猫沢エミ&スフィンクスのバンド名義としては初のアルバム『PYRAMIDIA』が、APRIL SETのオリジナル・レーベル<disques monoprix ディスクモノプリ>からリリースされます。円山天使G、田ノ岡三郎ACC、末藤健二DR、坂和也KY、岩見継吾B、渡邊勇人SAX&FLという腕利きの面々をバックに従えての、猫沢エミ初のバンド・レコーディングとなる本作。野心的な新曲ジャズ・ナンバー「Syncopation」、 猫沢ライブでも定番となっている人気曲「Rontgen」、S.ゲンズブールの「クーラーカフェ」「馬鹿者のためのレクイエム」、猫沢エミがゲスト・ヴォーカルをつとめたsunaga t' experience「C'est Vous Sur Le Pont」やApril Set「Le Tourbillon」のカヴァーなどなど、10年間の空白を埋めて余りある濃密な作品。amazon、HMV、TOWER RECORDSなどで取扱いされると同時に、iTunesでの配信も決定しましたので、ぜひご一聴ください。

EMI Necozawa & Sphinx / Pyramidia
(disques monoprix / STEREO / 2,520円(税込み価格))
01. Syncopation
02. Le Tourbillon
03 .C’est vous sur le pont
04. Requiem pour un C.
05. Rontgen
06. Colors
07. Couleur cafe
08. Filiti can-can
09. Zobi la mouche
10. Madrigal
11. Zo-wa-z’ oiseaux
12. Bois de TABAC

http://www.amazon.co.jp/Pyramidia-Emi-NECOZAWA-Sphinx/dp/B006ZY2A0S
http://www.hmv.co.jp/product/detail/4960048
http://tower.jp/item/3050762/Pyramidia
http://diskunion.net/portal/ct/list/0/72329234
【猫沢エミ&スフィンクス『PYRAMIDIA』 リリースPARTY】

上記アルバム『PYRAMIDIA』のリリースを記念し、当日3月7日(水)のFAIRGROUND@オルガンバーは、実に久しぶりのオルガンバー登場となる猫沢エミのLIVEと、彼女をfeat.したファースト・アルバム『JE SUIS SNOB(僕はスノッブ)』も好評の三浦信氏のゲストDJをfeat.したスペシャルver.でお贈りします。そして前回のFAIRGROUNDでゲストDJとして参加してくれた櫻井喜次郎氏もなんと今回からレギュラーDJとして参加してくれるという強力布陣。もちろん今回も鈴木雅尭制作のこの夜だけのオリジナルMIX CDを先着30名様にプレゼント!ぜひお早めにお越しください!

3/7 wed. Premium Cuts presents FAIRGROUND
-PYRAMIDIAリリースPARTY-
SPECIAL LIVE: 猫沢エミ
GUEST DJ: 三浦 信
CREW: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, ykr, 嶋瀬陽子, J.A.G.U.A.R., maico?21:00 open 2000円/1d (24時までご入場の方1000円)?※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルCDプレゼント!?※3月生まれの方入場無料!

猫沢エミ EMI Necozawa
パーカッションと歌を同時に操る独自のスタイルを持つシンガソングライター&パーカショニスト。元ピチカート・ファイヴのライブメンバーとして活動、そして自身のマキシを含むアルバム13枚をリリース後、フランス・パリへ移住。TAHITI 80,Camille等多数のフランス人アーティストとのライブ活動と同時に、2011年東京にてジャズ・コンテンポラリー・インプロヴィゼーションを基盤とした自身の音楽ルーツを形にすべく、G円山天使、Acc田ノ岡三郎、D末藤健二、K坂和也、Wb岩見継吾、Sax&Fl渡邊勇人といった腕利きのメンバーを従え、初のオリジナルバンドSPHINXを結成。
http://necozawa.seesaa.net/

三浦 信 MAKOTO Miura
90年代後半よりDJ活動をスタート。Routine Jazzはじめ多くの生音系ジャズイベントにレギュラー参加する。トラックメイクの処女作はレディメイドのブレイクビーツコンピに収録され、以後岩村学、中塚武が監修するオムニバスアルバムに参加。自身の主催するcomedy tonightレーベルからはソロ名義monsieur mieuraxで12インチほか、Emi Kawano Trio、Yoshioka Kerouac等の作品を手掛ける。2010年ソロアルバム"jesuis snob−僕はスノッブ−"(COMEDY TONIGHT/Happiness Records)を発表。2011年にはレディ・ガガのアルバム発売に合わせた企画盤”JAZZY GAGA”(UNIVERSAL MUSIC)をプロデュース。座右の銘は「スイングしなけりゃ意味がない」。
http://comedy-tonight.net/
毎月第1水曜日【PREMIUM CUTS presents FAIRGROUND】

3/7 (水)
Premium Cuts presents FAIRGROUND
猫沢エミ&スフィンクス『PIRAMIDIA』リリースPARTY

SPECIAL LIVE: 猫沢エミ
GUEST DJ: 三浦 信
FAIRGROUND DJS: 鈴木雅尭(April set), 佐野真久(Cafe & Diner スタジオ),
Aimie(Roman Records Cafe), 嶋瀬陽子, ykr(Master Donut),
J.A.G.U.A.R.(サンタフェ/PURE IBIZA), maico
21:00 open 2000円/1d (24時までご入場の方1000円)
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルCDプレゼント!

4/4 (水)
Premium Cuts presents FAIRGROUND

FAIRGROUND DJS: 鈴木雅尭(April set), 佐野真久(Cafe & Diner スタジオ),
Aimie(Roman Records Cafe), 嶋瀬陽子, ykr(Master Donut),
J.A.G.U.A.R.(サンタフェ/PURE IBIZA), maico
21:00 open 2000円/1d (24時までご入場の方1000円)
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルCDプレゼント!
TWISTE ET CHANTE
PIERO PICCIONI / IL MEDICO DELLA MUTUA
(DURIUM) LP

イタリアン・サウンドトラックの巨匠、ピエロ・ピッチオーニマエストロが手掛けた映画『パネル・ドクター』とその続編からダイジェストしたサントラ・アルバム。ひとつのモチーフをさまざまなアレンジで展開するという、かつてのサウンドトラックでおなじみの手法が使われていて、その中でもエッダのスキャットとイ・カントーリ・モデルーニのコーラスという鉄壁の(いつもの)布陣で臨んだ哀愁のスキャット・ジャズ・サンバ「SAMBA FORTUNA」が素晴らしい。
ROBERT CONFORD / COOL BEAT
(STUDIO G) LP

一部好事家の間ではつとに人気の高い英国産のライブラリー・アルバム。「BLOOD, SWEAT」「DOWNTOWN OTIS」「PEPPER AND SOUL」など、重量級のボトムにしびれる粘り気たっぷりのジャズ・ファンクがずらりと並ぶA面が特に圧巻。「SHAFTY」はアイザック・ヘイズの「SHAFT」のワウ・ギターをモロに引用したブラス・ファンク。「PLAYBOY CLUB」はホーン・アンサンブルが絶品のスタイリッシュなジャズ・ダンサー。アルバム・タイトルに偽りなし。
***** / *****
(DD) LP

中東圏のグループがミッシェル・フーガン・エ・ル・ビッグ・バザールのナンバーをカヴァーした謎アルバム。「C'EST LA FETE」や「CHANTE…」、「ATTENTION MESDAMES ET MESSIEURS」「LES GENTILS, LES MECHANTS」といった日本のクラブ・シーンでも人気のナンバーをしっかり収録していて嬉しくなります。しかも、ドラム・ブレイク始まりの「ATTENTION〜」を筆頭に、おしなべて本家越えのグルーヴィーなアレンジで使い勝手も抜群です。
PEDDLERS / SING ME AN OLD SONG
(ODEON) 7"

「恋の終列車」や「THIS LITTLE GIRL OF MINE」などのグルーヴTUNEを収録した人気アルバム『POWER』と同時期のリリースと思われるペドラーズの、アナログは(おそらく)7インチ・オンリーの音源。レイ・フィリップス作のオリジナル・ナンバーである「SING ME〜」は、ゴスペル・ライクなバック・コーラス隊も印象的な、荘厳で骨太なミッドテンポ・ナンバー。いわゆる"ジワジワ来る"かっこよさ。反対面の「IT'S SO EASY」もブルージーな傑作。
FRIEDRICH GULDA / AS YOU LIKE IT
(MPS) LP

オーストリア人作曲家&ピアニスト、フリードリヒ・グルダの1970年のトリオ作です。「ROUND MIDNIGHT」など概ねの曲は控えめなブラシ・ワークの落ち着いたナンバーでありもちろんそれらも素晴らしいのですが、DJの性というか、どうしてもスネアを打ち抜いたタイトなナンバーに興味を引かれてしまいます。ブレイクビーツで始まる本作の「LIGHT MY FIRE」はまさにそんな一曲。ストリングスもホーンも鍵盤もいないけど、最高にスリリングな7分20秒です。
HENRY "BUZZ" GLASS & ROSEMARY HALLUM / RAINY DAY RECORD
(EA) LP

以前にこのコーナーで別盤のエクササイズ教則レコードを紹介したチームによる、フィジカル・エデュケーション&ゲームのためのアルバム。タイトルが可愛いですね。雨の日は部屋で遊ぼう、みたいな意味でしょうか。「MANEE GOGO」はカリビアン・サンバといったごきげんなノリのナンバー。「OLD MOTHER HOBBIE GOBBIE」はコール&レスポンスも楽しいグルーヴィーなダンス・ガイド・ソング。まったくもって、あなどれません。
RHODES KIDS / LIVE AT THE LAS VEGAS HILTON
(RC PRODUCTION) LP

以前にこのコーナーでもオハイオのモナコ・ファミリーのアルバムを紹介しましたが、この手のファミリー・バンドってアメリカなんかではいっぱい居たんでしょうね。人気TVシリーズ<パートリッジ・ファミリー>的な。単に一ナイトクラブ(ホテル)専属バンドっていう枠を超えて、レコードを何枚もリリースしてテレビにも出ていたようです。このライブ(という体の)盤ではいたいけなボーイズ・ヴォーカルが精一杯ドスを利かせて「I GOTCHA」を演ってます。ファンキー!!
TOPLOADER / ONKA'S BIG MOKA
(SONY) LP

1997年に結成し惜しくも2003年に解散したUKバンド トップローダーの、速攻で売り切れたファースト・アルバムのアナログ盤。いまさらですがやっと入手しました。本作には世界的にヒットした「DANCING IN THE MOONLIGHT」のキャッチーなカヴァーも収録していてそれももちろん魅力たっぷりなのですが、僕のフェイバリットはアルバム冒頭を飾る「LET THE PEOPLE KNOW」。ポール・ウェラーが支持していたというのも分かるロッキン・ソウルです。
高村楊一 with ポチ マーク2 / LAST LOVE SONG
(AMTEC) LP

70年代と思われる自主制作盤(流通は東芝EMI)でディスコグラフィとか全然わかりませんが、隠れ名盤であることには間違いない一枚。歌詞ブックレットの表紙には杉真理が、"〜単なるCITY POPSに終わっていない〜""〜特に楽器一つ一つが考え抜いたフレーズを演奏〜"と賛辞を寄せています。サンバAORな「やっぱり君が最高さ」や「ポーカーフェイス」、メロウな「オレンジの朝」など、初々しいヴォーカルと洗練されたアレンジで聴かせます。
SHOKO / LONDON MY TOWN
(AWDR) 7"

カジヒデキさんプロデュースによる2011年のアナログ7インチ。ロンドンを拠点に、音楽以外にもイラスト、写真、インスタレーションなど多岐に渡って活動されているというSHOKOさん。アンソニー・アドヴァースの人気曲をモッドにカヴァーしたタイトル曲、ヴァシュティ・バニヤンの名曲を軽やかなスウィング・ビートでカヴァーした「TRAIN SONG」、そして松田"CHABE"岳二さんのリミックスによるキュートなエレポップ「MIZUIRO」と、ほとんどミニ・アルバムとも言える濃い一枚です。
【FAIRGROUD CREWの選ぶ今月の一枚 ykr編】

CONJUNTO DON PELEGRIN / BEAT GITANO (DISCOS BDC) 7"

DON PELEGRIN なる方の7インチ。残念ながら1976年のス ペイン産という以外の情報を私は持っておりません。しかし、コノ怪しい一 部マニア向けヌードJKからしてかなりいけてます(笑)。 さて音は?と言うと私の大好きなズンドコビート系で見事に昇天させてくれ ます。ドラム打ちまくりフォンは炸裂、後ろではワウギターが小気味よい感 じでうねっており、かなりゴキゲンで刺激的。聴いた瞬間にワォ~と足腰がフ リフリしてしまう100%GROOVY~なのです。
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