今月の10曲
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【12/7(水)のFAIRGROUND、今年の締めくくりはスペシャルゲスト小西康陽さんとともに】

毎月第一水曜日に開催している<Premium Cuts presents FAIRGROUND>は、11月は第一週にオルガンバー16周年アニバーサリーPARTY開催のためお休み(鈴木雅尭は11/3木曜に出演します)。そして、2011年の末日を飾る12月7日(水)の『FAIRGROUND』は、なんと小西康陽さんをゲストDJにお迎えし、11月10日発売予定の新ミックスCD『ビストロジャズ -CHRISTMAS HOLIDAY-』リリース記念&年忘れ超拡大版としてお贈りします。PIZZICATO ONE名義のソロ・アルバムや前園直樹グループのアルバム・リリースなど波に乗る小西さんのDJプレイが平日から楽しめるまさにスペシャルな夜。当日はさらにLATIN CALEIDOSCOPEの渡辺康成やJ.A.G.U.A.R.(SANTA+Fe)、ののの(HOY!)も特別参戦。『CHRISTMAS HOLIDAY』の先行発売も実施するまさに超拡大版です。ぜひお楽しみに!
12/7wed.(水) @ ORGAN BAR
Premium Cuts presents FAIRGROUND

SPECIAL GUEST DJ: 小西康陽
FAIRGROUND DJS: 鈴木雅尭(April set), 佐野真久(Cafe & Diner スタジオ),
KAZI, Aimie(Roman Records Cafe), Dali, 嶋瀬陽子, ykr(Master Donut),
J.A.G.U.A.R.(SANTA+Fe), ののの(HOY!)

※キャッシャーにてCD『HOLIDAY CHRISTMAS』をお買い求めもしくはご呈示の方、何時でもご入場1000円。
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルMIX CD(非売品)プレゼント!
※12月生まれの方入場無料!
【MIX CD『PREMIUM CUTS』最新作#12、好評発売中!】

『PREMIUM CUTS #00 CLASSIC BLEND』リマスタリング・リイシューに引き続いてリリースされた『PREMIUM CUTS #12 HOW TO GROOVE』。オープニングを飾るキラーFRENCH JAZZY GROOVE「PARIS B.B.」から縦横無尽なGROOVE TUNE満載! 『#00』にも収録されたクラシックス「PRETTY」の新発掘SWINGY女性ヴォーカルver.や以前このページで紹介したジャクリーヌ・ボワイエ、あの「TOUR OF JAMAICA」に歌が乗ったようなマイティ・スパロウの大穴的名曲「CHILDREN MUST LEARN」、ミラクル・ローカル・ソフトロックTHE HEAR AND NOW、チコ・アルネスのKIDSコーラスver.の「A BANDA」、謎の超ピークタイム・ユーロ・サンバ「COCO SAMBA」などなど、従来にも増してニュー・ディスカヴァリー・キラーを大量投入!そしてCHARADEによるあの「LOVE SO FINE」の決定打的ソフトロックver.、カリビアン・ファンク最高峰「BLACK WATER GOLD」、デル・リチャードソンの問答無用ファンキー・ソウル「DO WHAT YOU CAN」、ジャン・クロード・プティの激打ちフレンチ・インスト・ファンク「DONATO BRASS」などなどTOPレアなグルーヴTUNEもこれでもかと投入した、まさにHOW TO GROOVEな一枚です!

◆試聴April Set Official Site:http://aprilset.net/
◆更新情報など:http://twitter.com/#!/PremiumCuts
PREMIUM CUTS* #12 HOW TO GROOVE
mixed by Masanori Suzuki
(CSMP0029 / 1,890yen(税込) / ステレオ80分 / 10月25日発売)

01. INTRO...PETE RUGOLO et SON ORCHESTRE / PARIS B.B.
02. JACQUELINE BOYER / LE SOLEIL DANS LES YEUX
03. PAULA SYDNEY / PRETTY
04. JIMMY HASKELL / PRETTY
05. ERICA~CHINQUINHO / CHATANOOGA CHOO CHOO
06. WILLIY CHIRINO / ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
07. MIGHTY SPARROW / CHILDREN MUST LEARN
08. THE RED BIRD / MARIPOSA
09. THE HEAR AND NOW / CLIMBIN' TREE
10. THE CHARADE / LOVE SO FINE
11. INTERLUDE…DEL RICHARDSON / DO WHAT YOU CAN
12. NINA LIZELL / PAPPA JOE
13. CANONES Y MANTEQUILLA / NO ME TOMES EL PELE
14. THE AMBROS SEELOS SHOWBAND / WOW, WOW, WOW
15. JEAN CLAUDE PETIT / DONATO BRASS
16. BLUE RHYTHM COMBO / BLACK WATER GOLD
17. THE IGG BAND / I STILL WANT YOU
18. BABADU / WORDS TO A SONG
19. MAX GREGER JR. / SISTER JANE 1980
20. INTERLUDE…LISA / IT MIGHT AS WELL BE SPRING
21. PHILLY DEVOTIONS / HURT SO BAD
22. KETTY LESTER / DON'T THINK TWICE
23. JOHNNY CHINGAS / I'M HONEY
24. THE VENTURES / M*A*S*H
25. CHRISTINE CHARBONNEAU / CENSURE
26. LUIZA MAURA / ODARA
27. CHILO ARNEZ HIS ORCH. & CHOIR / A BANDA
28. BANDA PEANUTS / COCO SAMBA
29. MIDNIGHTERS / A SAMBA...OUTRO

お求めはJETSET RECORDS, DISKUNION, TICRO MARKET, ART ROCK NO.1,
FastCut Records, FREEDOM RECORDS, タケチャス・レコード、CORNERSHOP
およびオルガンバー・キャッシャーにて。
毎月第1水曜日【PREMIUM CUTS presents FAIRGROUND】

12/7 wed.
Premium Cuts presents
FAIRGROUND
-MIX CD『ビストロジャズ CHRISTMAS HOLIDAY』リリース記念&年忘れSPECIAL-

SPECIAL GUEST DJ / 小西康陽
CREW /鈴木雅尭(April set), 佐野真久(Cafe & Diner スタジオ),
KAZI, Aimie(Roman Records Cafe), Dali, 嶋瀬陽子, ykr(Master Donut),
J.A.G.U.A.R.(SANTA+Fe), ののの(HOY!)

※キャッシャーにてCD『HOLIDAY CHRISTMAS』をお買い求めもしくはご呈示の方、何時でもご入場1000円。
※先着30名様にFAIRGROUNDオリジナルMIX CD(非売品)プレゼント!
※12月生まれの方入場無料!
TWISTE ET CHANTE
CORRADO NOFRI BAND / BLU BAHIA
(SOUNDSTUDIO) LP

1990年のイタリア・プレスのアルバムなのですが、ブラジリアン・サウンドを指向した、イタリア人ミュージシャンたちによるグループだと言うこと以外、いっさい詳細が分かりません。ほとんどがリーダーのコラード・ノフリのペンによるオリジナル作品でおだやかなインストルメンタル・ナンバーが中心ですが、ジョビンのトリビュートなどにも参加している女性ヴォーカリスト、クラウディア・マースが参加した「BOM DEPACHO」というナンバーが秀逸。とても洗練された、まさにユーロ・ブラジリアン・ダンサー。
TONY VILARDO & THE NEW WAVE / SAME
(NEW WAVE) LP

こちらのバンドも、ホームグラウンドもレコーディングデータもいっさい謎。80年前後の録音でしょうか、バックカヴァーのアー写が揃いの派手なホワイトスーツ5人組なので、まず間違いなくどこかのクラブかホテルあたりの箱バンだと思いますが。ここでは「I BELIEVE IN LOVE」と「I GO TO RIO」の2曲のオルガンバー・クラシックスをカヴァー。いずれもブラジリアン風味のフリーソウルなアレンジで期待を裏切らない仕上がり。「I GO〜」後半のラテン・パーカッション・ブレイクも激アツです。
RICHARD & THE SUN DEMONS / NI EN DEFENSA PROPIA
(BUENA SUERTE) LP

このブエナスエルテっていうアメリカのレーベルは、リトル・ジョー&ラテンエアーズとか、ラテングロウズとか、そういうチカーノ系、ヒスパニック系の作品を多くリリースしているところで、このリチャード&ザ・サン・デーモンズもそんなグループのひとつのようです。録音はおそらく70年代の頭くらい?軽快なテックス・メックス・ナンバーが並ぶなか、スライ&ザ・ファミリーストーンの「SING A SIMPLE SONG」のラフでルーディなカヴァーが最高です。
LOS HERMANOS / SAME
(GOSPELITE) LP

カリフォルニアのコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)レーベルからリリースされたヒスパニック系5人組コーラス・ユニットのアルバム。以前にこのコーナーで7インチ盤を紹介したゴスペル・クワイヤの大立者エドウィン・ホーキンス・シンガーズのゴスペル・ソング「TRY THE REAL THING」をカヴァーしていて、それが躍動感あふれる本家の良さを 受け継いだ圧倒的なジャンプ・ナンバーになった好ヴァージョン。本アルバムのハイライトになっています。
NORTHERN ILLINOIS UNIVERSITY JAZZ ENSEMBLE / FLY BY NIGHT
(NIU) LP

93年にはダウンビート誌でベスト学生ジャズバンドに選出された、全米でも名門中の名門の学生ビッグバンド。あのモントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演し、ライブ盤アルバムも残しています。74〜75年のスタジオ録音盤である本作も、大所帯ながら引き締まったプレイとドライブ感で最後まで一気に聴かせます。特に冒頭のインストTUNE「SEA JOURNEY」と、女性ボーカル・ナンバー「AS LONG AS WE'RE TOGETHER」の2曲の軽快なブラジリアン・ナンバーが最高です。
LISA / SAME
(TOR) LP

スウェーデン人フィメール・シンガーの1978年の傑作アルバム。デル・シャノンのオールディーズ・ヒット・ナンバー「RUNNAWAY(悲しき街角)」をタイトなブレイクビーツでカヴァーしている他、「IT MAKES ME FELL GOOD」、「SAGOLAND」、「STOP STOP STOP」、「WHY DON'T YOU GO YOUR WAY」などなど、フリーソウル・ライクな佳曲がいっぱい。特に「STOP〜」でのリズム隊のグルーヴ感は、ほどよい粘りが効いていてほんとうに素晴らしい。もちろん歌もとても印象的。
STEPHANIE TAYLOR / I DON'T KNOW WHERE I STAND
(CBC) LP

彼女はミューチュアル・アンダースタンディングやハグッド・ハーディ&モンタージュ、ロウリー・バワー・シンガーズなどでヴォーカルを担当し、ジュディー・シンと並んでカナディアン・ソフトロックを語るうえで欠かすことの出来ないヴォーカリスト、とのことです。本作はそのキャリア初期に制作されたプロモ・オンリーの自主盤。とはいえ非常に完成度の高いソフトロック・アルバムになっていて、シンプルなバッキングに乗って深く沁み込む素晴らしい歌声が存分に楽しめます。「I'M GOING TO MAKE YOU LOVE ME」が必殺のGROOVE TUNE。
NOUR EDDINE / GHETTO BLUES
(GAMMA) LP

カナダを拠点に活動するシンガー・ソング・ライターNOUR EDDINE BENMIRAの82年のアルバム。全曲オリジナルで、80年代っぽいチャラいサウンド・プロダクションに辟易するナンバーもありますが、イヴ・モンタンの「JE T'AIME」にも似たジェントリーなソフトロック「VAGABOND」や、快速サンバ「SAMBA AFRICA」が激オシの逸品。特に後者はジョー・アーチャーの「BATUCADA」にも通じるドラマチックなこみ上げ系ディスコ・サンバで、圧倒的なフロア・キラー・ナンバーです。
柄本明 / WHAT'S HAPPENING !
(KOHHAK) LP

和モノコレクターの方々にはつとに有名でCDリイシューも果たしている一枚ですが、小林克也がプロデュースするKOHHAKから俳優の柄本明が86年にリリースした、サラリーマンの悲哀をテーマにしたっぽいコンセプト・アルバム。パーカッシブなソウル・アレンジの「WHAT'S GOING ON」が思いのほかヴォーカルもイケていて本アルバムの代表曲として語られることが多いのですが、アフロ・ファンクな「トンヤレ・サラーリーマン」、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスみたいな「サラリーマンはいつでもOK」など、聴きどころの多い秀作です。
森野多恵子 / 愛は面影の中に
(コロムビア) LP

後に大空はるみと改名し、「ムーンライトセレナーデ」など作品がクラブ世代からも広く聴かれるようになった、TAN TANこと森野多恵子。鈴木宏昌、東海林修、森田公一のバッキングという肝いりで73年にリリースされたこのファースト・アルバムで、カヴァー曲を中心にそのスケールの大きなヴォーカルを存分に聴かせてくれます。「GOING OUT OF MY HEAD」「WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE」「IT'S TOO LATE」「YOU'VE MADE ME SO VERY HAPPY」などなど、聴きどころに溢れた和製ソウル、和製ソフトロックの大傑作アルバム。
【FAIRGROUD CREWの選ぶ今月の一枚 DJ Yooko編】

THE MIGHTY SHOW-STOPPERS / SHAFT IN AFRICA
(FREESTYLE) 7"

UKの老舗FUNKレーベルから前作「HIPPY SKIPPY MOON STRUT」も良質なカヴァーでしたが、今回はJOHNNY PATEのクラシックカヴァー。大ヒットブラックムービー「SHAFT」シリーズの「SHAFT IN AFRICA」の代表曲で、JAY-Zの「SHOW ME WHAT YOU GOT」ネタでもあるオリジナルを疾走感ある力強いドラムブレイクでよりフロア受け間違いなしのファンキーキラーチューン!
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