今月の10曲
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【(もしかしたら)史上初!フルサイズのシティ・ミュージックMIX『POPS CITY』!】

オールジャンルMIXの『PREMIUM CUTS』、ジャズ&スウィング中心の『ビストロジャズ』、ハウス&ブレイクビーツの『remixin'』に続くプレカツ第4のライン、『POPS CITY』がいよいよ登場! どんなガイド本にも載っていないような、歌謡畑のアルバムに収録されていた意外なアーバン・メロウ・チューンや、意外なアーティストがカヴァーしたシティ・ポップスの名曲、まるでエルボウ・ボーンズかサヴァンナ・バンドのようなオールドタイミー・ディスコ、ルパン三世のアンリリース・トラックと言われても不思議のない絶品スキャットサンバなどなど、ジャンルにとらわれることなくレア音源、新発掘音源までを多数収録した、プレカツ的ドライヴィング・ミュージックの決定版です!完全限定プロモプレスですので、ぜひお早めにお試しください!
PREMIUM CUTS* presents POPS CITY 01 / mixed by masanori suzuki
1/30 sat. PROMOTIONAL ONLY RELEASE

01. JINGLE...BALCONY PARTY
02. YUME DE AETARA
03. YOU AND ME
04. HOHO NI KAKARU NAMIDA
05. KOI WA RYUSEI
06. MAYA MAYA BEACH
07. MOONLIGHT BAY
08. TONOGATA GOMEN ASOBASE
09. NONSTOP TO BRASIL
10. TSUKIYO NO BAN NIWA
11. THOUSAND YEARS LONELINESS
12. BEAUTIFUL DAYS


13. JINGLE...HASHIRE RABBIT
14. WATASHI NO KARE
15. FUYUGOYOMI
16. HOSHIKUZU
17. JOKER
18. BON VOYAGE
19. LONLY WOMAN
20. DOWNTOWN
21. GET UP ALL THE PEOPLE
22. CRYSTAL BUBBLE
23. SWEET MERMAID SAMBA
24. MIDNIGHT SHAKE
25. ASAYAKE GA KIERU MAE NI

※お取り扱いはDMR、JETSET、ディスク・ユニオン、
チクロ・マーケット、ART ROCK NO1、ディスクデシネ、
など各レコード店ならびにオルガンバー・キャッシャー。
PREMIUM CUTS 2010 SCEDULE

毎月第1水曜日【Premium Cuts 2010】
チャージ 2,000yen /1d
※誕生月に入場の方、入場無料
※先着30名様にPREMIUM CUTS2009オリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

2/3 wed. PREMIUM CUTS 2010 -POPS CITY 01 リリースPARTY-
DJ:鈴木雅尭(April set), 佐野真久(Cafe & Diner スタジオ), tomomieland, KAZI, 梶井義弘, ykr(Master Donut)

3/3 wed. PREMIUM CUTS 2010 -POPS CITY 02 リリースPARTY-
DJ:鈴木雅尭(April set), 佐野真久(Cafe & Diner スタジオ), tomomieland, KAZI, 梶井義弘, ykr(Master Donut)

毎月第4土曜日【BLUE CAFE】
チャージ 2000yen /1d
※先着50名様にBLUE CAFEオリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

1/23 sat. BLUE CAFE NEW YEAR PARTY!
GUEST DJ: クボタタケシ
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平 (NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ, 大倉智子

2/27 sat. BLUE CAFE
GUEST DJ: 松田"チャーベ"岳二
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 東 里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 三谷昌平 (NOVO TEMPO / RITMO FANTASTICO), 伊藤ヒロキ, 大倉智子
TWISTE ET CHANTE
CLAUDIO ALDI & HIS ORCHESTRA / SUNGLOW 75
(PHILIPS) LP

たぶんこのコーナー約10年間の連載の中でも初の紹介となる、レバノンのグループによる、ファンキーな一枚。タイトルからすると75年リリースだったのかなと思いますが、問題はそのタイトル曲「SUNGLOW 75」で、これは誰がどう聞いてもミーターズの「CISSY STRUT」の完全なるカヴァー。しかも本家よりもテンポも早くなりドライヴ感も増した必殺のレアグルーヴになっていてヤバい。目下、ASSAGAI「TELEPHONE GIRL」なんかとの並びで大活躍しています。同様にタフなボトムの効いたヴォーカル・ナンバー「LADY MARMALADE」カヴァーも絶品。
JOE PUGLIESE / JAZZ IN FOCUS
(HOCTOR) LP

このマイナー・レーベルのアルバムを紹介するのは、8年前に続けてJAZZ ON THE ROADとKIT ANDREEを取り上げて以来(たぶん)。本作はブロードウェイの俳優兼ダンサー、ジョセフ・パグリースが監修した、ニューヨーク録音のジャズ・ダンスのための音楽集。っていうと普通、なんかもっといろんなタイプの曲が収まっていそうだけど、デニス・コフィーの「BLACK BELT JONESのテーマ」を筆頭に「LADY LADY LADY」や「SWATのテーマ」など、ほどんどの曲が重量級のレアグルーヴのナンバーという、うれしい偏重傾向。使えるし、抜けます。
CABO FRIO / SAME
(RM) LP

70年代終盤からニューヨークを拠点に活動し、6枚のアルバムをリリースしたこのカボ・フリオという、ライトファンク、アーバンソウル・グループは、しかしフュージョン・ブームに乗って同時期に全世界的に広くブレイクしていたジョー・サンプルやクルセイダーズ、チャック・マンジョーネやスタッフなどのようにはスターダムには登りきれなかったみたいです。僕はこの82年のデビュー・アルバムしか聴いていませんが、演奏のレベルは決して低くないし、ヴォーカル・ナンバー「DON'T GIVE UP」なんてメロウ・ファンクの激名曲なんだけどなぁ。。。
VICTOR SAVINON / SOUL MAKOSSA
(ORO DISCO) LP

これもやはりニューヨーク録音。1974年リリースのアフロ・ラテン作品です。アルマンド・トロヴァヨーリが「SESSO MATTO」で大胆に引用した、おなじみマヌ・ディバンゴの代表曲「SOUL MAKOSSA」を快速テンポのアフロ・ラテン・ソウルなスタイルでカヴァーしているタイトル・ナンバーが、かつてブートのコンピにも収録されたのもうなずけるダントツの聴きどころ。マヌver.の肝とも言えるあの印象的なホーンのフレーズが、より洗練された独自のホーン&ピアノのフレーズに差し変わっているのは好みが別れる点かも知れませんが、僕は気に入っています。
TITO NIEVES / DEJAME VIVIR
(RMM) LP

現役の人気サルサ・シンガーで、ニューヨークきっての名門オルケスタ、コンフント・クラシコのリード・ボーカルでもあるティト・ニエヴェスの91年のアルバム。ソロ作品らしくアレンジも自由で、もしかすると生粋のラテン・ファン、サルサ・ファンは興ざめなのかも知れませんが、打ち込みのグランド・ビートに乗せて歌うバリー・ホワイトの「I'M GONNA LOVE YOU JUST A LITTLE BIT MORE BABY-つのりゆく愛-」のカヴァーが、クラブ・ミュージック・ファンにはうれしい聴きどころ。もちろんそれ以外にもスタイリッシュな本流サルサ・ソングも満載です。
SO WHAT / BOOK'S BOSSA
(MARK TOWN) MAXI EP

デンマークのジャズ・クインテットSO WHATによる77年録音の4曲入りプライベート・プレス7インチ。リードトラックはウォルター・ブッカー(b)、シダー・ウォルトン(p)共作の人気ハードバップ・ボッサ・ナンバー「BOOK'S BOSSA」のカヴァー。エリック・バッカーのペットとジョープ・ヘンドリックスのサックスのアンサンブルも見事で、オリジナルよりもさらにスピード感を増した名バージョンですね。ホレス・シルヴァー作のスウィング・ナンバー「ME AND MY BABY」のカヴァーも、紫煙とウィスキーの香りが漂いそうなHIPなバージョンで相当良いです。
JUAREZ ARAUJO / BOSSA NOVA NOS "STATES"
(MASTERPLAY) LP

62年ブラジル録音のアルバムで、テナー・サックスのファレス・アラウージョをリーダーに、トロンボーンのネルシーニョ、ピアノのテノリオ・ジュニオールなど、ブラジル音楽に精通していない僕でも知っているような名前が並んでいて、実際にとても良質なバランソ・ナンバーがぎっしりと並んでいます。一番のお目当ては、ルイス・ボンファ・プロデュースのフレンチ7インチ盤『BOSSA NOVA+5』収録の「SYNCOPATED TRISTE」のカヴァー。2管ならではのセクシーなアンサンブルがここでも楽しめます。フロア使いの場合はピッチ上げめがいいかも。
山本邦山 / 琴、尺八、ビッグ・バンドによるスタンダード・ボッサ
(LONDON) LP

宮間利之とニューハードを従え、このアルバムで華麗なラブ・サウンズを聴かせる尺八の山本邦山と横山勝也、琴の沢井忠夫は、いずれも伝統音楽の域を超えてジャズやクラシック畑のアーティスト、プロデューサーとも積極的に共演してきた広い視野の持ち主で、そうしたさまざまなジャンルで参加作品を残しているようです。68年制作の本作で取り上げているのは「悲しみよさようなら」「男と女」など主に欧米の映画音楽ですが、イタリア映画「野生の眼」のテーマ曲である「バルバラのテーマ」がダントツに最高のジャズ・ボッサ。洗練の極みです。
ザ・ヴァイオレッツ / 愛の世界
(キング) LP

昭和の和製ポップスで女性3人組っていうとすぐ思い浮かぶのがシンガーズ・スリー、スリー・グレイセス、スリー・キャッツといったあたりでしょうか。この実姉妹3人組も、東芝、キング、ミノルフォンといった大手レコード会社から何枚ものリリースを果たし、本格派のコーラス・グループとしてNHKや各民放でも随分と重宝されたようです。68年制作のこのアルバムでも、美しいコーラスを生かした欧米のヒット曲の日本語詞ソフトロック・カヴァーが目白押し。特にカーペンターズ「スーパースター」やボサノヴァ「デサフィナード」のカヴァーが文句なしの出来。
BOTHO LUCAS CHOR / COME ON, CLAP HANDS, DANCE !
(MFP) LP

「BEI MIR BIST DU SHON(素敵なあなた)」の絶品ソフトロックver.を収録したアルバム『FROM GERMANY WITH LOVE』で知られるドイツの男女4人組のコーラス・グループ、ボーソ・ルーカス・クワイアの74年のアルバム。どすんと重たい8ビートに華麗なコーラスが歌い上げる葉巻讃歌「CIGARILLO」、ビストロジャズX'masミックス第3弾収録決定のハッピー・ポップ・サンバ「RING-DING-DING」、タイトル通りの多幸感のかたまりなソフトロックTUNE「HAPPINESS」などなど、ひたすら気持ちよく、踊れるナンバー満載のうれしい一枚。イージー盤のカガミです。
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